概要
「M5AtomS3」または「M5AtomS3R」用の「ATOMIC Wi-SUN」キットです。
Wi-SUN規格対応のRHOM製通信モジュール「BP35A1」または「BP35C1-J11-T01」を使って、家庭用のスマートメーターと通信し電力使用状況を取得することが出来ます。
※「M5AtomS3/R」「BP35A1」や「BP35C1-J11-T01」は付属しません。別途お買い求めください。

専用の壁付けオプションも販売しております。


賃貸物件によくある石膏ボード壁へ「ホッチキスで簡単に取り付け出来るホルダー」となっておりますので、機器を壁に付けてスッキリさせたい方はこちらも併せてご検討頂けると幸いです。
概要イメージ
下図は公開しているサンプルプログラムのシステム構成イメージ図です。

ATOMIC Wi-SUNを付けたM5AtomS3を単独で使うのもアリですし、別のM5Stackシリーズを追加して親機&子機として運用すれば、Wi-Fiの届く範囲であればスマートメーターからの電力情報をその場で見ることも出来ます。
本商品の販売リンク
BOOTHの弊ショップとスイッチサイエンスさんとで販売しております。
BP35A1対応版が「ATOMIC Wi-SUN-A1」で、BP35C1-J11-T01対応版が「ATOMIC Wi-SUN-C1」となります。互換性はありませんので、購入時にお間違えなきようご注意ください。
(両キットとも、「BP35A1」または「BP35C1-J11-T01」は付属しません)
BOOTH

購入時に「BOOST↑」して下さると、この詳細ガイドを書いた甲斐があるので、大変嬉しいです!
よろしくお願いしま~す!m(__)m
スイッチサイエンス
対象ハードウェア
M5AtomS3 または M5AtomS3R
ATOMIC Wi-SUNの対象はM5AtomS3シリーズになります。
今から購入されるなら、新製品のM5AtomS3Rの方が良いでしょう。(お値段もそんなに違わない筈)
Wi-SUNモジュールの「BP35A1」または「BP35C1-J11-T01」
Wi-SUN通信規格に対応したモジュールとして、ROHM製の「BP35A1」か「BP35C1-J11-T01」が必要です。
残念ながら「BP35A1」は生産終了となってしまいましたが、後継モジュールとして「BP35C1-J11-T01」が販売されております。(互換性は無く、入替えての使用は出来ません)
似た型番の別商品があるので、購入時は型番をよく確認して下さい。
どちらを選ぶか悩ましいところですが、BP35A1はまだ市場在庫があり(2026年7月現在)、ユーザー様の作例(後述)やネット上の情報量は圧倒的にBP35A1の方が多いです。
ベースにしたい作例がある場合は、そこで使われてるモノを選ぶのもアリでしょう。
オプション: パッシブブザーユニット(UNIT Buzzer)
M5AtomS3やM5AtomS3Rには単独で音を出す機能がありませんが、GroveコネクタにUNIT Buzzerを繋ぐことで、電力使い過ぎ警報音を鳴らすことが出来ます。
オプションの「ATOMIC Wi-SUN用壁付けホルダー」を購入される場合は、こちら↓の「M5 UNIT用壁付けホルダー」もあるとUNIT Buzzerも一緒に壁付け出来て、更に幸せになれます。


組み合わせたイメージはこんな感じになります。


ご注意事項
当然ですが、全ての環境で動作を保証するものではありません。
スマートメーターの通信方式は、環境条件等によって設置が困難な場合などもあり、その場合はWi-SUN規格以外のPLCになっているケースもある様です。
各自のご判断で自己責任としてご利用願います。
親機・子機間の通信には「ESP-NOW」という機能を使用しているため、モニター子機と親機は全て同じWi-Fiチャネルに繋がってる必要があります。(「SSID」ではなく「チャネル」)
Wi-Fi中継器等を使っている場合は、チャネルが違っている場合もありますので、ご注意ください。(チャネルが違っていた場合は、子機への通信は出来ません)
これは「ESP-NOW」の制約事項となる為、Wi-Fiのチャネル外への送信を可能にされたい場合は、サンプルプログラムを「ESP-NOW」を使わない方法にご自身でカスタムしてお使いください。
ROHM社やM5Stack社の公式商品ではありません。あくまでユーザーメイドの非公式部品です。ご利用にあたっては、本ページの内容をよくご確認頂いた上で、自己責任としてお使い願います。
筐体や壁付けホルダーは3Dプリント品なので、外観に多少のバリや若干の形状崩れ、糸引き、色味の違いがあることがあります。過度に外観品質が気になる方は、発注をご遠慮ください。
壁付けホルダーについても、取り付け強度を保証するものではありません。壁から落下しないかどうかはご自身でご判断頂きご利用願います。
おおまかな作業の流れ
- Bルート申請 (既にBルートのIDとパスワードを取得されてる方はスキップして下さい)
- 「ATOMIC Wi-SUN」の組み立て
- サンプルプログラムのダウンロードとコンパイル&デバイスへの書き込み
- 設置して運用 (初回時のみWeb設定にて設定情報を入力する必要アリ)
以上、おおまかにはこんな流れです。
尚、サンプルプログラムはArduino版となります。
ATOMIC Wi-SUNの組み立てには10分も掛かりませんし、プログラムのコンパイルと書き込みもArudino IDEに慣れている方であれば1時間も掛からずに終わると思います。
一番時間の掛かるのは、①のBルート申請手続きですね。(^_^;
Bルートサービス申請(ID・パスワード未取得の方)
スマートメーターと通信するには、お住まいの地域の電力会社へ「電力メーター情報発信サービス(通称「Bルートサービス」)」の申請をし、IDとパスワードを入手する必要があります。(申請から1~3週間くらい掛かる様です)
詳しくは、下記リンク(兄弟製品のWi-SUN HATの紹介ページ)の「ハックの前に必要な事務手続き」をご参照ください。


電力会社によっては、未だに紙ベース申請のところもあるので、早めに動くのが吉です。(^_^)
「ATOMIC Wi-SUN」の組み立て
まずは商品の内容物を確認しましょう。
基本的に「ATOMIC Wi-SUN-A1」と「ATOMIC Wi-SUN-C1」は同じ構成です。(基板は別です)


ケースは3Dプリント品なので、若干のバリ・荒れなどが御座います。使用上の問題はありませんので、悪しからずご了承願います。
Wi-SUNモジュールを取り付ける前にネジとスペーサーを付けます。
まず、本体とタッピングネジ×2個を用意します。


裏からタッピングネジを2本とも差し込みます。


表に戻してスペーサーをネジに通します。




ついでに、スペーサーの間の白いBtoBコネクタの内部にゴミなどが混入してないかも目視でよく確認しましょう。
続いて、Wi-SUNモジュールを用意します。
尚、Wi-SUNモジュールは「BP35A1」と「BP35C1-J11-T01」のどちらでも装着方法は同じです。


BtoBコネクタの位置を合わせて、Wi-SUNモジュールを装着します。






上カバーを被せて、ネジが脱落しない様に注意しつつ、裏からネジを締めます。(締め付け過ぎはNGです)




上下カバー間が隙間が出来ないくらいの締め付けで十分です。


ATOMIC Wi-SUNの組み立て完了です!


M5AtomS3/Rの装着




サンプルプログラムのダウンロードとコンパイル&デバイスへの書き込み
※この工程はM5Stack製品をArduino IDEで使う一般的な手法そのままなので、詳しい説明は割愛します。
サンプルプログラムはGitHubにて公開しています。



以前公開していた兄弟製品の「M5StickC用Wi-SUN HAT」ではサンプルプログラムをMicroPythonで記述していましたが、今回のM5AtomS3/R版はArduino版となります。
Python好きの方には大変申し訳ありませんが、サンプルプログラムはUIFlow1対応となっていますので、現時点でUIFlow2ファームしかないM5AtomS3/R版のMicroPythonコードは作成しておりません。
また、今回のArduino版サンプルプログラムでは、「M5AtomS3系用ATOMIC Wi-SUN向け」と「M5Stack系用Wi-SUN HAT向け」は一つの共用コードになっています。(詳しくはReadMeをご参照ください。)


既にWi-SUN HATをお持ちな方・これからご購入される予定の方で、MicroPython版ではなくArduino版で動かしてみたい方は、参考にして頂ければ幸いです。
設置して運用 (初回時のみWeb設定にて設定情報を入力する必要アリ)
公開しているサンプルプログラムでは、Web設定モードでBルートIDやパスワード、接続するWi-Fi設定情報等の各種情報を入力する必要があります。(初回起動時は自動でWeb設定モードになります)
詳しい使い方は、サンプルプログラムのREADMEを参照して下さい。
オプションの「ATOMIC Wi-SUN」専用壁付けホルダーの紹介
スマートメーターと通信するハブとして運用するにあたり、家の何処かに固定設置したくなると思い、専用の壁付けホルダーをオプションとして用意しました。


装着はホッチキス(ステープラー)で簡単に行えます。(石膏ボード壁前提です)
取り付け強度を保証するものではありません。壁から落下しないかどうかはご自身でご判断頂きご利用願います。
このオプションを用いると、下記写真の様に壁にスッキリと固定出来ます。


取り付け方向は横向きでも縦向きでもOKです。(サンプルプログラムが回転方向に合わせて自動で文字の向きを修正します)
固定方法は、設置したい場所に位置を合わせて、ホッチキスで止めるだけです。




ホルダーへATOMIC Wi-SUN本体を装着するには、開口部から横にスライドさせるだけです。




他に、下記の「M5 UNIT用壁付けホルダー」と「UNIT Buzzer」を併せて使う事で、電力使い過ぎ警報音を鳴らすシステム構成にすることも出来ます。


(ご参考)ホッチキス止めに必要な機材
ホッチキス止めの場合は、こんな感じ↓に180度開くホッチキス(事務用10号サイズ)が必要ですので、事前に準備しておいて下さい。


尚、ホッチキスの頭のプラ部分(下の赤矢印の先の青い部分)が大きいタイプだと、壁に止める際にパーツと干渉してしまうケースもある様です。


もしお手元のホッチキスが干渉するタイプだった場合は、より頭の小さいタイプをお使い願います。
ちなみに、私はコチラ↓の商品を使っております。
ホルダーにはホッチキス止めする為の箔肉箇所があり、サイズは一般的な事務用の10号針に合わせてありますので、ホッチキスのサイズにもご注意ください。(一般的な書類止めに使う事務用であれば、おそらく10号の筈)
尚、一般的なホッチキスの針は錆び止め等の特殊加工はされていませんので、湿気が強い場所だと錆びが出ることがあります。
錆びが気になる方は、コチラの特殊針をお使い下さい。
ホッチキスが通らない場合は?
ホッチキスが通らない壁の場合や、ホッチキスを使いたくない場合は、壁付けホルダーを両面テープで壁に貼るのもアリだと思います。
両面テープ次第ですが、本体重量が軽いので、電源のUSBケーブルが固くなければ十分持つでしょう。
私は下記の剥がせる両面テープをよく使っています。
両面テープで付ける場合は、出来るだけ糊残りの少ない壁を傷めにくいモノを使いましょう。
まとめ
実はコレ、ハードウェアとしてはかなり以前に作ってたのですが、その後私事が色々立て込んで放置しておりました。・・・スミマセン。
昨今のAIの進化に乗ってバイブコーディングとやらを試してみたら、ベースのMicroPythonプログラムをあっさりとArduino向けに作り直してくれたので、重い腰を上げてリリースすることにした次第です。
いやー、Claudeって凄いっすね。無料枠でも数日掛ければそこそこのが作れちゃうのね。
もう暫くすれば私事のゴタゴタも落ち着きそうですし、改めてAI課金始めようかな~?などと妄想しております。(以前はChatGPTを契約してたのですが、次はClaudeにしようかな)
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