GPD WIN用背面コネクタカバーをDMMクリエイターズマーケットに出品しました(旧版)

3Dプリント
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神機と言われる「GPD WIN」ですが、中国ベンチャーの製品だけに色々粗削りなところがあります。

ネット上で幾つか報告事例のある”miniHDMIへのUSB-C誤挿し”や”microSDカード発射”などの事故を予防する為に、背面コネクタカバーを作ってみました。

DMM.makeのクリエイターズマーケットに出品していますので、上記懸念をされている方は是非使ってみてください。

 

(ご参考)GPD WINと一緒に購入したオプション商品のご紹介↓

GPD WINと一緒に購入したオプション商品のご紹介
という事で、ようやく手に入れたGPD WIN。 やはり定番のオプション品は一通り用意しておきたいところ。 今回は私が購入したオプション商品を失敗も含めご紹介しようと思います。

 

【2017/02/11】「USB3.0穴開きVer」追加にあたり全体に加筆修正しました。

【2017/02/28】 「可動部が折れた」という不具合報告がDMM.makeさんに入りましたので、出品休止しました。

【2017/03/22】改良Verを「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開しました! 詳しくはコチラ↓を参照ください。

「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」をDMM.makeクリエイターズマーケットへ出品しました
2/28より出品停止していた「GPD WIN用背面コネクタカバー」の改良Verがようやく完成しました。 本日より「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開します!!

 

「GPD WIN用 背面コネクタカバー」とは?

以前、Twitterでプロトタイプ画像を貼っていたコレ↓の正式版になります。

概要

・”miniHDMIへのUSB-C誤挿し”や”microSDカード発射”などの事故を予防する為の、背面コネクタカバーです。

使用頻度の高い「USB Type-C端子」のみ独立させたフラップ式になっています。

・GPD WINの背面へ両面テープで固定して使用します。

・ケースに入れて使用される方が多いことを考慮し、出来るだけ薄くなるように仕上げました。

・カバーには各コネクタの文字刻印がしてあります。(3Dプリンタ向けに多少ディフォルメしてあります)

基本の「フルガードVer」と、USBメモリ挿しっ放しで使う方向けの「USB3.0穴開きVer」の2タイプが存在します。 お好みに合わせてお選びください。

 

DMM.makeクリエイターズマーケットとは?

DMM.makeさんが展開されている3Dプリントサービスです。

詳しくはコチラ

要は、クリエイターがデータを登録すると、DMM.makeがそのデータを元に3Dプリント品を造形・販売してくれるというサービスです。

 

DMM.makeクリエイターズマーケット出品リンク

<GPD WIN用 背面コネクタカバー(フルガードVer)> ※出品休止中

<GPD WIN用 背面コネクタカバー(USB3.0穴開きVer)> ※出品休止中

【2017/03/22】改良Verを「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開しました! 詳しくはコチラ↓を参照ください。

「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」をDMM.makeクリエイターズマーケットへ出品しました
2/28より出品停止していた「GPD WIN用背面コネクタカバー」の改良Verがようやく完成しました。 本日より「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開します!!

 

発注前に、必ず本ページを最後まで目を通して下さい。

特に「取り付け前に必要な作業」は良くご理解の上で発注願います。

また、出品の仕組み上、DMM.makeさんのプリント品質保証は当方では出来ませんので、ご納得頂いた上で発注願います。

 

素材は、ナイロンのみです。

カラーは、色々選べます。詳しくはマーケットのリンクを見て下さい。

価格は、カラーによって変わりますので、こちらも詳しくはリンクを見て下さい。

ちなみに、DMM.makeの材料費はナチュラルのみ破格に安いので、色に拘らない方はナチュラルがオススメです。(価格も材料費を反映させてあります)

 

フルガードVer ナチュラルのサンプルイメージ

USB3.0穴開きVer ナチュラルのサンプルイメージ

フルガードVer ブラックのサンプルイメージ

GPD WINのボディ色がブラックっぽいグレーなので、ブラックだと殆ど目立ちません。

素材はナイロンですが、3Dプリント品なので石膏みたいなザラっとした仕上がりになります。

 

納期はDMM.make次第ですが、私がテストプリント依頼した時は、発注から約1週間ほどで納品されました。(毎回同じかは分かりませんので、目安程度に捉えて下さい)

急ぐ方には、追加料金が必要ですが、エクスプレスオプションもあります。

追加Ver検討の際にお試しでエクスプレスを頼んでみましたが、約2日しか短縮されませんでした。(こちらも毎回同じかは分かりませんので、目安程度に捉えて下さい)

 

 

取り付け前に必要な作業

DMM.makeさんからはこんな感じの品が納品される筈です。

「フルガードVer」のナイロン(ブラック)

「USB3.0穴開きVer」のナイロン(ナチュラル)

 

これらを「GPD WIN」へ貼り付ける前に、下記作業が必要になります。

 

ランナー部分をカットする

DMM.makeでは、分離した状態のパーツを纏めてプリントさせてくれませんので、プラモデルの様に小さい棒(ランナー?)で繋いで、見かけ上一つの部品にして造形依頼してあります。

(写真は改修前品なので、若干ランナーの位置が違うかもしれません)

 

よって、納品後にこのランナー部の切り離しが必要になります。

 

「フルガードVer」の場合は、下記写真の赤丸3か所のカットが必要です。

「USB3.0穴開きVer」の場合も、下記写真の赤丸3か所のカットが必要です。

 

ナイロンは柔らかいので、ニッパーやデザインナイフ(あるいはカッター)などで切り離し可能です。

ちなみに、私が使ってるのはコチラ↓の商品。

タミヤ モデラーズニッパー アルファ

タミヤ モデラーズナイフ PRO

目立たない様に、上手くカットしましょう。(ケガもしない様に気を付けましょう)

 

固着部分を剥離させる

フラップの動きにやや抵抗を持たせる為に、フラップとフレームのクリアランスをギリギリまで小さくしているせいで、納品状態だとフラップとフレームが引っ付いている(固着している)ことがあります。(当然、そのままだとフラップは動きません)

フラップの隙間を大きく(緩く)してしまうと、フラップが勝手に開いてしまい使い心地が悪くなりますので、この微妙にくっ付いてる状態で納品されることがあるのは、ある意味しょうがないところです。

尚、この固着の発生状況は、DMM.makeさんのプリント品質バラつきによって変わります。

 

<固着パターンA>フレームが下方向に垂れてしまい、フラップとフレームの赤い枠で囲った部分がくっ付いてしまったケース。

 

<固着パターンB>フラップが横方向に膨らんでしまい、フラップとフレームの赤い枠で囲った部分がくっ付いてしまったケース。

 

どちらも、納品後にカッター等で該当箇所のフラップとフレームを剥離させて、フラップが稼働する状態にする必要が有ります。

 

<固着パターンA>のカッターを差し込む箇所は下記写真の赤い線の部分です。(フラップとフレームの隙間部分に差し込んで剥離させます)

尚、この剥離作業は、ヒンジの軸部分を壊さない様に慎重に行ってください。

 

上手く剥離出来れば、この様にフラップが動くようになります。

剥離箇所は写真の様にやや白っぽくなりますが、ご容赦を・・・。

尚、上写真の中央ヒンジ部分(赤丸部分)は、出来るだけ固着しない様に出品データーでは改良させてあります。

 

<固着パターンB>のカッターを差し込む箇所は下記写真の赤い線の部分です。(フラップ同士が引っ付いてる場所、左右フレームとフラップが引っ付いてる場所、フレームヒンジ部分とフラップが引っ付いてる場所を剥離させます)

この様な感じに引っ付き箇所にカッターを入れます。

 

ヒンジの引っ付き箇所の剥離作業は特に注意が必要です。カッターを入れ過ぎてヒンジ軸までカットしてしまうと復旧出来ませんので、慎重に作業しましょう。

 

上手く剥離出来れば、この様にフラップが動くようになります。

 

フラップが全て程良い渋さで開閉出来る様になったら、次の取り付け(貼り付け)工程に進みましょう。

 

加工の過程で小さなゴミが出ますので、ゴミが「GPD WIN」の端子に入り込まない様に、取り付け前に出来るだけ取り除いてください。

 

 

取り付け方法

「GPD WIN」へは両面テープを使って貼り付けします。

※「フルガードVer」も「USB3.0穴開きVer」も貼り付け箇所は同じです。

 

カバーのフレームは、「GPD WIN」のボディの爪の間に丁度収まる様になっていますので、まずは、仮合わせして確認してみて下さい。

左側の爪。(赤丸2か所)

右側の爪。(同じく赤丸2か所)

この左右の爪の間に、フレーム左右(下記写真の赤い部分)が収まる様になっています。

 

「GPD WIN」への貼り付けは、出来るだけ薄く強力な両面テープを使って下さい。

ヒンジの動きを渋めにしてますので、粘着力が弱いテープだと使ってるうちに剥げてしまいます。

私はコレ↓を使用しましたが、0.6mm厚でも隙間から両面テープが見えるので、もう少し薄い方が良いでしょう。お好みに合わせてチョイスして下さい。

両面テープをハサミやカッター等でカットし、フレーム部分へ貼り付けます。

粘着力が低下しない様に、出来るだけテープ部分を指で触れない様に貼り付けましょう。

フレームに両面テープを貼り終わった状態。

両面テープを貼る必要のある部分はこれだけです。

 

次に、「GPD WIN」の貼り付け場所の脱脂(アルコールティッシュで拭いてドライティッシュで乾拭き)をしっかり行います。

脱脂したら、先程の爪に合う様に「GPD WIN」へ貼り付けて下さい。

 

以上で完成です!!

 

 

使用方法

カバー(フラップ部分)は、爪で引っかけて開ける様になっています。

右側のフラップも同様です。

 

「フルガードVer」の使用イメージ

USB Type-C部分はこんな感じで開きます。

他の部分はこんな感じ。

勿論、両方同時にも開きます。

閉めると、LRボタンより出っ張らない様になっていますので、ケースへ収める際にはそれほど邪魔にならない筈です。

尚、筐体ネジ穴は敢えて塞いでいませんので、カバーを付けたままネジを緩めれます。(筐体開けたい人多いと思いましたのでw)

 

「USB3.0穴開きVer」の使用イメージ

出来るだけ色々なUSBメモリに対応出来る様に、開口部はかなり大きめにしてあります

小頭のUSBメモリを持っていなかったので、USB WiFiドングルを使って模擬してみました。

このUSBドングルの飛び出た頭の幅は16mm程度です。

「USB3.0穴開きVer」と組み合わせた状態がコチラ。

USBメモリを挿したままフラップを開く事が出来ます。

プリント誤差を考慮しても、頭幅18mmまでのUSBメモリならとフラップは接触しないでしょう

もし接触する場合は、お手数ですがカッター等でフラップを削って下さい。

 

USBメモリ挿しっ放しでフラップを全閉じした状態。

USB Type-C端子を使用する場合。

miniHDMIも挿してみました。

ヘッドフォンジャックも挿して、フルアクセス状態(^^♪

(別アングル参考)ヘッドフォンジャック部分のフラップはこんな感じ。

「フルガードVer」と同じ様に、閉めると、LRボタンより出っ張らない様になっていますので、ケースへ収める際にはそれほど邪魔にならない筈です。

筐体ネジ穴も同様にアクセス可能です。

 

 

ユーザー様のレビューリンク

「とんちき録」さんよりレビューを頂きました。 ありがたや~!!

とんちき録

強度に関して・・・ご指摘通りです。

ABS成形量産品などと比べると、3Dプリント故にどうしても強度は低くなりますので、消耗品とお考え下さい。

今回、コストの理由からナイロン素材を選択しましたが、自宅の3Dプリンタで使ってるABS樹脂と比較しても十分な強度があると思いますので、無理な力が掛からない限りは普通に使って頂く分には問題ないと考えております。

 

そうそう、自分の使用するUSBメモリに合わせて「フルガードVer」をカットして使うのはアリだと思います。

カット断面が白くなった場合は、マジックなどで塗ればそれほど目立たない様に出来ますので、色々工夫して楽しんで頂ければ幸いです。

 

 

DMM.makeマーケットプレイスの出品を休止しました

本日(2/28)、DMM.makeさんより、「可動部が動かずに折れた」という購入された方からの不具合報告がありました。

不具合に遭われた方、申し訳ございません。m(__)m

DMM.makeさんのプリント品質のバラつきのコントロールは当方では出来ませんので、この手の可動部がある商品をマーケットへ出品するということが非常に難しいという事を改めて思い知らされました。

 

現在、DMM.makeさんより、データーの部品クリアランスを広げるか、より高精度にプリント出来るアクリル素材に変えるかの選択を迫られております。(アクリルにすると3千円コースです・・・)

購入されて使って下さってる方にはご理解頂けると思いますが、フラップの微妙な力加減は現状の癒着するかしないかのギリギリのクリアランスによって再現されていますので、部品クリアランスを広げる選択はあり得ません。

よって、アクリルのテストプリントを行い、同等のクリアランスが再現できるかを確認した後に、再度出品する流れとさせてください。

 

アクリルで質感は良くなる方向だと思いますが、お値段が3千円越えになってしまうのは良くないよなぁ・・・と自問自答している次第。

 

正直、現状では殆ど利益載せてないので試作費回収出来ない状況でして、もしアクリル用にデーター修正が必要となり、何度もアクリルのテストプリントをしないといけない状況になる場合は、出品しない選択も有り得ます。

お待ちいただいている方には大変申し訳ないですが、ご理解頂きたく、お願いします。m(__)m

 

【2017/03/08追記】アクリルのテストプリントが届きました。

質感がかなり良くなりました。さすがアクリル!!

でも、フラップの動きの渋さ加減が全然再現出来ておらず、持ち上げただけでフラップが開いてしまうくらい緩々です。 これはダメだ・・・_| ̄|○

ナイロンで固着を狙ったギリギリのクリアランスでも、アクリルだと隙間がキッチリ残ってしまい、接触抵抗を再現出来ませんでした。

今回のテスト結果でアクリルの実力が分かりましたので、データ修正して改めてテストプリント依頼掛けております。

お待ち頂いてる方々には申し訳ありませんが、今暫くお待ちください。m(__)m

 

DMM.makeマーケットプレイスの出品再開しました!

【2017/03/22】改良Verを「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開しました! 詳しくはコチラ↓を参照ください。

「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」をDMM.makeクリエイターズマーケットへ出品しました
2/28より出品停止していた「GPD WIN用背面コネクタカバー」の改良Verがようやく完成しました。 本日より「シン・GPD WIN用背面コネクタカバー」として出品再開します!!

 

 

GPD WIN

タミヤ モデラーズニッパー アルファ

タミヤ モデラーズナイフ PRO

強力両面テープ

コメント

  1. het より:

    個人的意見ですが

    GPD winなんてマニアックなものを購入している人向けなのですから、
    価格を気にする事はないと思いますよ!
    3000円超え、上等です。それで安心が買えるなら充分じゃ無いですか。

    「どうせ儲けないんだし、俺が楽な方法で、しかも欲しい人が幸せになる方法でいいや」
    って考えでいいと思いますよ。
    というか、アクリルで是非再販して下さいお願いします←本音

    • rin_ofumi rin_ofumi より:

      hetさん コメント有難う御座います。

      応援有難う御座います。凄く励まされました。m(__)m

      現在、DMM.makeへアクリルのテストプリントを依頼しております。

      1週ほどでテストプリントの結果は出ますので、
      どうなったのか、どうするのかを改めてブログで報告します。

      (良い結果になることを期待してます)

  2. にく より:

    アクリルだとランナー部分のカットが大変そうですね。。

    多少値段が高かろうと非常に欲しいという思いです。(そもそもGPDWIN自体が数万してるのに)
    テストする際のrin_ofumiさんのコストが大変そうですが、楽しみに待っています。

    • rin_ofumi rin_ofumi より:

      にくさん コメント有難う御座います。

      先日注文したアクリルのテストプリントは残念な結果でした・・・。
      アクリルで質感は大幅に良くなるのですが、フラップの動きの渋さ具合が出ず。
      ナイロンとは違う作り込みが必要と判明しました。

      対策を織り込んだデータで再度テストプリントを掛ける予定ですが、
      もし、これでもダメな場合は、残念ながら出品は厳しくなります。

      楽しみに待っているという嬉しいコメント有難う御座います。
      上記事情ですので、今暫しお待ち頂けると幸いです。m(__)m

  3. het より:

    その後が気になり覗いてみました。
    アクリルは、残念な結果だったのですね・・・・

    引き続きの続報をおまちしています。
    うまくいきますように・・・・

    • rin_ofumi rin_ofumi より:

      hetさん コメント有難う御座います

      DMM.makeの2ndテストプリント品がもうすぐ届きますので、もう暫しお待ちくださいませ。
      (今度こそ・・・)