Pi公式カメラV3用 超小型PiZeroケースの詳細紹介

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概要

2023年に発売された財団公式新Piカメラ(V3)用に新たに作成した超小型PiZeroケースです。

財団公式のPiZeroケースが使いにくいので、専用品として作成しました。

 

スイッチサイエンスさんの販売リンクはコチラ↓

Pi公式カメラV3用 超小型PiZeroケース
「RaspberryPi Zero」と「Raspberry Pi カメラモジュール V3」用のケースです。コンパクトな形状、かつ三脚穴を設けて、使いやすさを追求しております。

 

BOOTHの販売リンクはコチラ↓

Pi公式カメラV3用 超小型PiZeroケース - きっと何かに役立つでしょ!? - BOOTH
「RaspberryPi Zero」と「Raspberry Pi カメラモジュール V3」用のケースです。 基板剥き出しのままだと色々使い難いので、カメラ用三脚穴のあるコンパクトなケースを作ってみました♪ ※Piカメラは色々ありますので、対応モデルを間違えない様に気を付けてください。こちらは、2023年に発売開始された財団公式Piカメラ V3用です。(なんと、V3はオートフォー...【続きを読む】

 

購入時に「BOOST↑」して下さると、この詳細ガイドを書いた甲斐があるので、大変嬉しいです!

よろしくお願いしま~す!m(__)m

 

尚、Pi Zero用ケースは他のタイプも作りましたので、良かったらコチラ↓も見て頂けると幸いです。

Pi Zero用超小型ケース(&カメラモジュール対応版)を公開しました!
RaspberryPi 10周年記念として、過去に作ったPiZeroケース2種のアップデート版と、更に公式Piカメラ版、最近発売された16MPなオートフォーカス付きカメラのArducam版をリリースしました! 3Dデータを公開するので、3Dプリンタをお持ちな方は是非試してみてね♪(3Dプリンタをお持ちじゃない方向けに、プリント済み品の販売も行っております♪)

 

必要なハードウェア

Pi Zero1.3以降 ※Pi Zero 2 W推奨!

Pi Zeroは、カメラコネクタ付きのPi Zero 1.3以降が対象となります。(GPIOピンヘッダー付のWHモデルも可)

但し、カメラモジュールV3のオートフォーカス機能を活かす為にはそれなりにCPUパワーが必要な用なので、Pi Zero 2 Wを推奨としてます。

 

Raspberry Pi カメラモジュール V3

カメラモジュールは、スイッチサイエンスさんで販売されている「Raspberry Pi カメラモジュール V3」または「Raspberry Pi カメラモジュール V3広角」と同形状のカメラモジュールが対象になります。(赤外線カットフィルタを搭載しないNoIRタイプにも対応してます。)

 

Pi Zero用ショートカメラフレキ(38mm)

カメラ接続用フレキケーブルは、Pi Zero用のショートタイプ(38mm)が必要です。(長い150mmタイプと間違えない様に注意して下さい)

2023/4/28から、スイッチサイエンスさんでも「短めのRaspberry Pi Zero用カメラケーブル」として取り扱い開始されましたので、リンクを貼っておきます。(ケースやPi Camera V3と一緒に買えるので有り難いですね♪)

短めのRaspberry Pi Zero用カメラケーブル
短めのRaspberry Pi Zero用カメラケーブルです。長さは38 mm、Raspberry Pi公式のRaspberry Pi Zero用ケースに付属しているものと同じ長さです。

(参考写真)PiカメラV3とショートフレキの組み合わせ例

 

特徴

特徴その1:microSDカードをケースに入れたまま抜き差し出来る

HDMI・USBケーブルをケースに入れたまま接続可能なのは当然として、microSDカードの抜き差しもケースに入れたまま出来ちゃいます。

こんな感じで指先の爪で引っ掛けてmicroSDカードを抜き差し出来ます。(写真はSPYカメラ用ケース)

「microSDカードが隙間に落ちない工夫」も設けてますので、安心して抜き差し出来ると思います。

 

特徴その2:40ピンGPIOにアクセス出来る(要追加工)

切り取り式のI/Oスロットカバーを設けてます。(写真赤丸箇所)

必要に応じカッターなどで切り取ってお使いください。

 

特徴その3:カメラ用三脚穴あり!

カメラ用の三脚穴を4ヶ所設けてます。

こんな感じにカメラ用機材を使って簡単に固定できます。(結構便利です)

 

ご注意事項

RaspberryPi財団の公式商品ではありません。あくまでユーザーメイドの非公式部品です。ご利用にあたっては、本ページの内容をよくご確認頂いた上で、自己責任としてお使い願います。
基本的に使い方の質問にはお答えできません。本ページの内容を読んでご理解頂ける方のみお使い下さい。(重ねて書きますが、自己責任でお使い願います)

使い方(組み立て方)

左から「上カバー」「下カバー」の2パーツ構成です。(BOOTHでプリント済み品を購入された場合はネジも付属します)

まずは、プリント品の糸引きやバリを綺麗に除去しましょう。

40ピンGPIOを使いたい場合は、この段階で「上カバー」のGPIO部をカッターで切り取っておいて下さい。

 

カメラモジュールをPi Zeroに装着し、必要な部品を並べます。

ケースの組み立て前に、PiZeroとカメラモジュールの動作確認を済ませた方が良いでしょう。

 

「下カバー」の中央凹部に合うようにカメラモジュールを載せます。(向きに注意!)

カメラ基板のバリが大きくてうまく入らない場合は、バリを取ってから改めて作業して下さい。

 

指で押さえつつ、裏返してカメラユニットの位置が合っていることを確認します。

カメラフレキを「Z」の様に折り返しつつ、Pi Zeroを「下ケース」の窪みに引っ掛けます。(フレキが断線しない様に慎重に作業しましょう)

一旦、PiZero基板を上から抑えて、「下ケース」にPiZero基板が収まることを確認します。

Pi Zero基板のバリが大きくて「下ケース」にうまく入らない場合は、基板のバリを取って改めて作業して下さい。
PiZero基板がちゃんと入っていれば、「上カバー」を被せます。(向きに注意しましょう)

ネジ締めの前に、ちゃんと組み立てできているかを確認します。

まずは、カメラモジュールがちゃんと穴に収まっているかの確認。

続いて、PiZero基板が収まっているか(指で「上ケース」と「下ケース」を抑えて間に隙間が無いこと)を確認します。(下記写真が目安)
M2×8~10mmのネジで固定したら完成です♪

3Dデータのダウンロードリンク

ライセンス条件

権利放棄はしておりません。(CC BY-NC-SA 4.0)
活用されるに当たっての、ライセンス・注意事項については下記リンクを参照ください。
配布しているデータ等のライセンス、注意事項について
ライセンスについて 本サイトに掲載しているデータ等のライセンスの扱いは下記のとおりとなります。 この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 (ご参考:ライセンスの日本語要約) 注意事項について(ライセンス条項) 本サイト内の配布データを利用される場合は、ご自身でよく検討し、全て自己責任で行ってください。...【続きを読む】

 

ダウンロードリンク

データーはコチラ↓に置いています。

Printables

気に入ったらLikeを頂けると嬉しいです♪

 

プリント情報(ご参考)

このレイアウトなら、サポート無しでプリント可能です。

私は、Prusament PETGフィラメントを使って、0.2mm積層・充填率15%でプリントしています。

 

ちなみに、私が使用している3Dプリンタは「Original Prusa i3 MK3S」という機種です。

とても良い3Dプリンタなので、おススメですよ♪

フィラメントは、3Dプリンタと同じPrusa公式ブランドのPrusamentを使ってます。

以上、ご参考まで。

 

おまけ

Twitterのスレッドで申し訳ありませんが、Pi Camera V3の動作確認をした際の記録です。(ご参考まで)