レーザーカッターを始めることにしました。
smartDIYsさんがクラウドファンディングのREADYFORで投資を募られていたFABOOL Laser Miniに投資しまして、2016/8/1に無事到着しました。
クラウドファンディングと言えば、数年経っても出荷されないというのが通例ですが、7月中出荷の公約をしっかり守られたsmartDIYsさんには敬意を表したいです。ホント凄い。
【2016/12/07追記】FABOOL関連の記事が増えてきたので、目的別に整理した記事まとめページを作りました。最初にコチラ↓を参照下さい。
なぜ、FABOOL Laser Miniにしたのか?
レーザーカッターで検索すると色々なモノがヒットします。
その中でFABOOL Laser Miniにした理由は以下の様な感じです。
自分で組み立てるキット商品である
3DプリンタのBS01+でもそうでしたが、キット商品は自分で組み立てることにより構造を知ることが出来ます。組み立てる楽しみもありますよね。組立キットの分やや安いというのも有り難いです。
また、この手の廉価商品は壊れることも想定内なのですが、同時にこの手のキット商品は補修パーツが手に入りやすい傾向もあります。自分で一度組み立てているので、どこをどう直せば良いのかも大抵分かりますしね。
3W強モデルがある
先代モデルのSmart Laser Miniでは廉価モデルなので半導体レーザーを採用されており、レーザー出力も1.6Wとやや低め。数ミリのちょっと厚い板を切ることは困難な様でした。FABOOL Laser Miniでは、半導体レーザーではありますが、もう少し出力が高い3W強モデルが追加されており、数ミリの板を切ることも可能になった様です。
※3W強は、開発進捗中に3.5Wと表現改められました。(気持ち高めで嬉しい)
でも、透明アクリルなどのカットは出来ない様ですので、そこだけは残念。
尚、smartDIYsさんにはもっと出力高いCO2レーザーを採用したSmart Laser CO2という商品もあります。こちらは透明アクリルのカットも可能で、もっと厚い板も切れる様です。
ただ、CO2レーザー商品は大きなガラスのレーザー管が使われており、割らない様な取り扱いや冷却などのケアが面倒です。また、レーザー経路誘導の反射板などの調整も大変そう。・・・まぁ現状のお財布事情では高過ぎて買えないというのが、選べない一番の理由ですね。(笑)
自分の要求としては、取り敢えずは、数ミリの板や薄い革が切れれば十分です。もしもっと厚い板や透明アクリルのカットの必要があれば、通販のカットサービスに依頼しても良いかと。
拡張フレームで大きくも出来る
実は今回FABOOLを選んだ一番の理由はコレでした。
拡張フレームセットを使う事で、加工エリアが1m×1mになります。
また、筐体剥き出しなので、材料をはみ出して置くことも出来るので、工夫すればもっと大きなモノもカット可能かも知れません。
ちなみに、クラウドファンディング募集時はもっと大きな特大サイズ(最大1.5m×1.5m)なモデルも選択可能でした。・・・流石に部屋に置けないので断念。(笑)
尚、筐体剥き出し故の重要事項として、安全性のケアは自分でする必要が有ります。(当然ですね)
お手頃なお値段
3.5W強モデルで91,584円(税込)です。10万円切りますね~。個人が趣味で買う商品で10万円切るって大事です。
尚、彫刻だけで良いなら、もっとお安い1.6Wモデルもあります。
出力弱めな1.6Wモデルでも、後から拡張オプションの3.5Wレーザーヘッドを付ければ、3.5Wモデルに拡張可能です。この辺はキット商品の有り難さですね。
同様に、拡張オプションの1m×1m拡張フレームキットは38,664円(税込)です。
(2016/8/14時点)
実績のある日本のメーカー
smartDIYsさんは、Smart Laser Miniなどの商品を以前から販売されており、ベンチャーとは言え、実績のあるメーカーです。
また、今回のFABOOL Laser Miniは、Smart Laser Miniに非常に似ている構造ですので、プロジェクト失敗の可能性も低いだろうと想像しました。(クラウドファンディングではプロジェクト失敗も良くある話ですし)
また、日本のメーカーであることより、日本語のやり取りが出来るという安心感もあります。中華キットによくある部品欠損・破損でトラブルに巻き込まれる可能性も低いでしょう。
以上が、FABOOL Laser Miniをチョイスした理由になります。
もし、「組立の苦労はしたくない、でもお手頃価格で3W以上の出力」ということであれば、今ならPodeaさんなども選択肢に上がるかも知れません。こちらも国内メーカです。保護ケース込み完成品で安全性が売りですね。(クラウドファンディング申し込み当時は3Wモデルの存在を知りませんでした)
ただ、フレーム拡張したりの遊び要素はコチラには有りませんので、その辺は好き好きですかね。
投資したセット内容
今回私が投資したセット内容は以下の2つです。
3W強レーザーヘッド搭載FABOOL Laser Mini本体
拡張オプションの拡張フレームセット(1m×1m)
クラウドファンディングで出資することで、万が一商品が届かないリスクの代わりにお安く調達することが出来ました。
FABOOL Laser Mini 3.5Wを開梱してみる
公約通り7月中に出荷され、2016/8/1にクロネコヤマトさんが大きい荷物を2つ運んできました。
欠品が無いかの確認の為、早速開梱します。
まずは本体側から。
ん?中にまた箱が・・・最近流行りのマトリョーシカ梱包の様です。(笑)
上に乗ってたのは、おまけのお試しカット素材ですね。コレと同じなのかな?
商品箱とご対面。Apple商品の様なデザイン箱です。とてもキット商品には見えません。(笑)
商品箱を開けます。クイックスタートガイドのペラ紙が出て来ました。
乾燥材と養生スチロール蓋を除けると、部品が整然と並んでおります。
コレも、Makerなキット商品ではなかなかお目に掛かれない丁寧な梱包ですね。
クイックスタートガイドによると、部品類はこんな感じな2重箱構造で収まっている様です。確認しやすい親切設計ですな。素晴らしい。
オンラインでもパッキングリストは公開されてますね。
では左の段Aの上の方から、一つずつ取り出して確認していきます。
まずは、3.5Wレーザードライバ基板。1.6Wモデルだと違うモノが入ってる模様。
六角レンチとスパナ。(ちなみに、この六角レンチは質が良くないので使わない方が良いです。別途用意しましょう。詳しくは組立編にて。)
続いて、右の段Cです。
ネジケースと、Y軸モーターマウントプレート×2枚、X軸モーターマウント×1枚、結束バンドと固定具。
因みに、ネジケースは番号付きな親切設計。ジャストではなく多少余裕ある数が入っている様です。
C-2 idler pulley plate×2枚。 左右用で穴の位置がそれぞれ違ってますね。
タイミングベルト106cm×1個、100cm×2個、ブラケット×4個。
3.5Wレーザーユニット。 1.6Wモデルは違うモノが入ってる模様。
レーザーユニットを覗き込んでみる。(通電してないから危なくないよ~)
ステッピングモーターの型番は「JK42HS34-1334AC」でした。
フレーム断面はこんな感じ。 斜めってる所にローラがイイ感じに乗るのでしょう。
本体側は以上です。
拡張フレームセットを開梱してみる
納品書とパッキングリストのペラ紙が入ってました。(疲れてきて手振れが酷い・・・)
隙間埋めは紙です。本体側と比べると梱包がちょっと雑になってる印象。
V-slotフレーム1210mmが1本。1170mmが4本入ってます。
でも、フレームはノーガードで段ボール箱に接していました。うーん、ここはもう少しケアして欲しかったなぁ。歪んでなければ良いのですが・・・。
一緒に入っていたプチプチ袋に、延長ケーブルやらベルト等、一式入っています。
謎だったのが、プチプチ袋とは別に隙間埋めの紙の隙間から出て来た、コレ。(危うく紙と一緒に捨てられるところでした)
パッキングリストにも見当たりません。必要なんでしょうか??それとも誤梱??
拡張フレームセットは以上です。
気のせいか、本体側の部品類への手厚いケアに対し、拡張フレームセットは普通のMaker向け商品よろしくちょっと雑な梱包でした。本体側で労力使い果たしてしまったのか?(笑)
拡張フレームセットのフレームが歪んでないか心配ですが、まずは本体側を組み立ててテストした後、拡張フレームへの移植をしようと思います。(拡張フレーム使うのいつになるやら)
組立編へ続く(?)
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