ロビ(Robi)は電気羊の夢を見るか?(一気組み編)

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最終号が発行されてから半年。

重い腰を上げて溜まった70号分を一気組みすることにしました。

合間を見つつの作業だったのですが、結局、組み立てには実質時間で丸2日くらい掛かったかな? 凄い大変でした・・・(^_^;)

という事で、今回は全70号一気組み実況の巻~。

 

尚、今回の記事は自分の組立記録的な意味合いなので、かなり冗長でつまらないです。(笑)

予めご了承くださいませ。(何を?)

 

ロビ(Robi)って?

ロボットクリエイターの高橋智隆氏がデザインしたロボットです。

週刊発売で、少しづつパーツが付いた書籍を集めて、全70号でようやく完成するという気の長い商品です。(笑)

第三版まで版を重ねた大人気商品です。(私が購入したのも第三版)

第三版の公式ページはコチラ

 

デアゴスティーニなの?ディアゴスティーニなの?

公式サイトでは「DeAGOSTINI デアゴスティーニ・ジャパン」と表記されてますので、「デアゴスティーニ」が正しい表記でしょう。

私は、ずっと「ディアゴスティーニ」だと思っておりました。

あ、どうでも良いですね。はい・・・スミマセン。

 

積みデアゴスティーニの全70号を一気組みする

1年半かけて刊行された全70号を溜めるとこうなります。スゲー邪魔。(笑)

3つもタワーが出来て、部屋が半分埋まってる・・・。

 

では、居住環境を良くする為にも、一気に組み立てるとしましょう!!(「溜めるなよ」という声は聞こえない聞こえない…)

一山目: 創刊号から22号まで

記念すべき創刊号の表側。 799円!!(創刊号は安いんだよなぁ・・・)

裏側。(ロビくんの可能性を感じる動きの写真がいっぱい)

中を開くと、ペラ冊子と本命の部品達が。

同梱されてる部品一式を取り出しました。

おお、ロビのミニチュア(フィギュア?)のオマケ付きです!!

創刊号は目玉の表面の組み立てだけで終わりです。

続いて、2号の表側。

裏側。・・・創刊号と変わらん?

同様に 中を開くと、ペラ冊子と本命の部品達が入ってます。

同梱部品一式。 組立作業に使う精密ドライバーも付属してます。工具の用意は不要ということみたい。

私はシール貼りに一部ピンセットを使用してしまいましたが、この付属ドライバーだけで組み立て出来るというのは間違いではないと思います。

創刊号の目玉と合体して顔半分が完成。

2号完了状態。

続いて、3号の表側。

 

(全部やってるとキリが無いので、ここらから端折らせて頂きます)

 

3号の同梱部品一式。

3号にはサーボID書込み用のテスト基板が付属してます。 こちらは表側。

こちらが裏側。 ID書込み用のマイコンが載ってますね。

ちなみに、このサーボID書込み用のテスト基板には、サーボは一つずつしか繋いではいけない様です。ID書込みの仕様上しょうがないのですが、この先、デイジーチェーン接続してしまった状態でウッカリ繋いでしまわない様に注意しましょう。

 

3号まで終わった状態。

4号の同梱部品一式。

サーボと初対面です。

デイジーチェーン接続出来る様にコネクタが2個付いてますね。

先行されてる方の解析によると、このコネクタはJST(日本圧着端子)製の基板用面実装コネクタみたい。

基板側コネクタの型番は「BM03B-ACHSS-GAN-ETF」

ケーブル側コネクタの型番は「ACHR-03V-S」

ケーブル側ターミナル(圧着端子)の型番は「SACH-003G-P0.2」

とのこと。

 

素状態のサーボ重量は19.5g(キッチンスケール読み)

サーボはフタバのコマンド式サーボのRS308MDらしいです。

どうもRS304MDのカスタム品みたいで一般売り無し。ロビオーナー限定のロビクラブでしかパーツ購入させてもらえないというかなりレアな商品です。

 

んで、いきなりバラして裏蓋外せという指示。 おいおい基板剥き出しですがなw

折角なので、基板を舐め回す様に見る。(笑) ここで壊す人絶対居ると思う。

4号まで終わった状態。 頭がそれっぽくなってきました。

5号まで終わった状態。 胸像の首まで完成。

6号にはサーボテスト用の電池BOXが付きます。単三電池×4本使用でエネループでもOKでした。

6号まで終わった状態。 胸像(首まで)にサーボテスト基板と電池BOXが付きました。

7号まで終わった状態。 頭が付くと途端にロボットっぽくなりますねぇ。

ロビには全部で20個のサーボが付きます。20自由度ということですね。

シリアルサーボなので、各サーボにIDを書き込んで使用します。 つまり、取り付ける位置とサーボのIDを間違えると大変なのです。(下記写真は8号の一部ページです)

8号まで終わった状態。 ID忘れない様にメモメモ。

9号まで終わった状態。 腕の先の方ですね。

10号まで終わった状態。 腕っぽくなって来た。

11号まで終わった状態。 腕にもう一つサーボが付いた。

12号まで終わった状態。 肩関節まで付きました。

13号まで終わった状態。 肩関節まで付きました。

14号まで終わった状態。 右半身が形になってきました。

15号まで終わった状態。 今度は左腕です。

16号まで終わった状態。 左腕が伸びて来た。

17号まで終わった状態。 左腕が形になってきました。

18号まで終わった状態。 左腕に上腕が付きました。

19号まで終わった状態。 さらにサーボ追加。

20号まで終わった状態。 左腕が肩まで完成。

21号まで終わった状態。 今回はサーボID書込みだけ。

22号まで終わった状態。 左上半身が形になってきました。

ようやく両手と頭が揃いました。

ここで、3山あったタワーが一つ減りましたが、代わりに、空きパッケージの山が新たに出来ました。(笑)

うーん、余計部屋が狭くなってるじゃないか・・・。(苦笑)

 

もう後には引けないので、気を取り直して組立作業を継続します。

 

二山目: 23号から45号まで

23号まで終わった状態。

24号まで終わった状態。

25号まで終わった状態。

26号まで終わった状態。

27号まで終わった状態。 右足足首が形になりました。

28号まで終わった状態。 足が伸びて来た。

29号まで終わった状態。

30号まで終わった状態。 膝から腿が付きました。

31号まで終わった状態。 股関節サーボその1が付きました。

32号まで終わった状態。 股関節サーボその2が付きました。

ふくらはぎの動力パイプ状態になってる弛んだケーブルが気になってますが、間違えてる訳では無さそう。

33号はどこかのサーボのID書込みだけ。 無くさない様にID書いて保管します。

34号は、靴底に履かせるモップパーツ。 使わないだろうから、袋からも出さない。(笑)

35号はまたサーボID書込みだけ。

36号が終わった状態。

37号が終わった状態。

38号はバッテリーが付いてるだけです。 作業無し。

袋を開けるとリチウムイオンバッテリー 7.4V 800mAh/5.92Wh が入ってました。

そこそこ高容量だけど、寿命はどんなもんなんなろ??

 

39号もACアダプタが付いてるだけです。 作業無し。

ACアダプタは、DCジャック形状の出力になってます。

定格出力は、DC8.4V 800mA。

40号は、お尻パーツとDCジャック基板だけ。 特に作業無し。

41号は、マイコン基板のテスト治具ベース部品。

42号は、動作テスト用のmicroSDカードのみ。 組み立て作業が進まないので、停滞感あり。(笑)

43号は、ようやくマイコン基板が付属します。 マイコン基板表側。

搭載されてるマイコンはSTマイクロ社の物ですね。

マイコンは、STマイクロ社の記事によると、STM32F2の様ですね。サーボの動きレートを維持するのにUARTのch数が欲しかったというのがチョイス理由みたい。

 

マイコン基板裏側。

この基板と先程のリチウムイオンバッテリーを繋いでサーボテストを行います。

サーボテストは、前42号に付属した動作テスト用microSDカードを使用します。

無事、こんな感じ↓に動きました。

44号が終わった状態。 (サーボテストもありましたが割愛)

45号が終わった状態。 左足首まで完成。

ここで、3山あったタワーがもう一つ減り、残りは一山分だけ。 でも、空きパッケージの山が溢れて大変なことになって来てます。(汗)

三山目: 46号から最終70号まで

続いて、46号が終わった状態。

47号が終わった状態。

48号が終わった状態。 足っぽくなって来た。

49号まで終わった状態。

50号まで終わった状態。 両足が揃いつつあります。

51号まで終わった状態。 両足合体!!

52号まで終わった状態。 下半身完成です。

53号まで終わった状態。 なぜか初期に作った胸像をばらして青いマフラーパーツを抜き取ります。 つか、最初から胸像に付ける意味ないんじゃ??

54号が終わった状態。 またしてもサーボID書込みだけ。

55号には胸に仕込むスピーカーが付属します。

55号まで終わった状態。

56号が終わった状態。

57号まで終わった状態。

58号まで終わった状態。 パッと見は57号までと変わりませんが、腰サーボが中に追加されてます。

59号まで終わった状態。 ガンダムのAパーツ、Bパーツ状態。(笑)

59号で上半身部分のテストをした時の動画。

 

60号まで終わった状態。 頭のサーボが3つ揃いました。

61号まで終わった状態。 初期に組んだ胸像の頭部全バラして骨組みをこっちに付け直します。

62号には、目の中に仕込む人感センサーが片目分付属してます。

パナソニックの焦電型人感センサーっぽいですが、詳細不明。

62号まで終わった状態。 全バラした頭部パーツの再組立て中。

63号まで終わった状態。 残ったもう片方の目の人感センサーが付属してます。

64号が終わった状態。 人感センサーが両目玉に仕込まれました。ステレオ検知なのね。

65号には口のLEDが仕込まれたLED中継基板が付属します。

基板裏側。 真ん中の穴の部分がLEDです。

裏面照射なんですね。 表面の光漏れ予防テープは忘れずに貼りましょう。(私はここで貼り忘れてしまい、もう一度頭部全バラしました・・・)

65号が終わった状態。

66号が終わった状態。なんかロボットっぽくなって来た。テンション上がるわ!!

67号には音声認識ボードが付属します。

音声認識チップは、RayTron社のVoiceMagicみたい。

音声認識ボードの基板裏面。

67号が終わった状態。 ロビくんの脳みそが入って来ました!!

68号には赤外線リモコン基板が付属。 イマドキ、DIPスイッチ式とは・・・

赤外線リモコン基板 裏面。

68号が終わった状態。

さぁ、あと2号です!!

 

69号の付属部品一式。

69号付属の赤外LED&マイク基板。 赤外LED面。

同基板のMIC面。 MIC I/Fはデジタル(I2S)なのかな? チップ表面の刻印読めず・・・

この69号は、頭部の最終組み立てや上半身・下半身の合体、胴体へバッテリーや配線を仕込むなど、やることがいっぱいで他の号とのバランスが取れてない感じです。(笑)

まぁ、全部部品揃わないと出来ないこともあるからしょうがないのかな?

 

胴体の左右の隙間にはリチウムイオンバッテリーとマイコン基板が収まってます。かなりギチギチですね。

ようやく上半身と下半身が合体しました!!

全身の動作テストも行いました。 全身ちゃんと動いている様です。 良かった~。

さぁ、いよいよ最終号です。 記念にパッケージ表面から。(笑)

同、パッケージ裏面。

中には冊子がいっぱい入ってました。(しまった、申し込み期日過ぎてる・・・)

最終号の付属部品一式です。 ロビクルのフィギュアが付いてますね。 動力パイプ的にハミ出てたふくらはぎのケーブル隠しはシールでした。(白い2本のシールがそれ)

本番用のデータが入ったmicroSDカードも最終号に同梱されてます。

「ロビのココロ」と書かれてあったりして。

好きだわ~、こういう細かい演出。

 

本当なら、今まで使ってた動作テスト用microSDカードは取り外して「ロビのココロ」を刺して起動させるのですが、初回起動ではオーナー登録的な性格決定が行われるみたいなので、起動させずに一旦完組しちゃいます。

「ロビくんの目覚めの儀式」はやっぱり綺麗なテーブルでちゃんと迎えてあげたいと思う訳です。

ということで、暫し座って待つロビくん。(目覚めの儀式は次回記事にてご紹介します)

おまけのロビクルは、創刊号のミニチュアロビと同サイズみたい。

でも、ロビくんのポーズが固定されてるので、ロビクルに乗れません。(残念)

おまけの専用充電チェアー

完走者の証として、専用充電チェアーがオマケで付きます。

充電チェアーの同梱物一式。   ・・・・・ん???

な、なんだってーーーーーー!!!

充電したままの電源ONは出来ないということみたい。

えー、ロビくんは充電しながら遊ぶことは出来んという事なの??

そりゃないぜ、デアゴスティーニさん・・・。

 

悲しみにくれながら、充電チェアーを確認します。 ロビ君が座る方から。

背面側。

キャップを外してみました。 まんまDCジャックで、かなりイケてません。

背面にはACアダプタのDCジャックを挿す様になってます。

先程完組したロビくんを座らせてみます。

後ろから見ると・・・カンチョー状態w  ロビくん、痔にならないかしら??ww

充電したまま、通電NGとか、カンチョー状態なDCジャック接続とか、なんか色々イケてない感がありますので、ロビくんのお尻に優しくなる改造を施してあげたくなりました。

ようやく完成!! そして残るのは・・・

完成後の諸々一式。 まずはロビくん本体&充電チェアー&ACアダプタ&黄色いサッカーボール 。

続いて、メンテナンスなどで使用する、あるいはオプションパーツ等の要保管部品一式。

こちらは、廃棄扱いの部品達。 20個分のサーボの裏蓋と、白いのがテスト用の治具。

(サーボの裏蓋はしょうがないと思いますが、白い冶具は最初から不要に出来たんじゃ?)

そして、大量のゴミ。 特に緩衝材の段ボールがうず高く積み上がっております。(苦笑)

積みの高さ測ったら、段ボールだけで1m超えましたよw

この写真は先週土曜の時のなんですが、ウチの地域は段ボールのゴミ出しが金曜なので、1週間このままだったので、かなり嫁さんに睨まれました。(苦笑)

デアゴスティーニの一気組みするときはゴミ出し日も気にした方が良さそうです。

 

組み立て完了後のまとめ

今回は組み立てまで。「ロビくんの目覚めの儀式」は次回記事にてご紹介します。

ということで、組み立て作業における気づきを下記にまとめました。

パッケージ空け作業とゴミ分別・まとめが大変

実際に組み立てしてる時間の1/3はこの作業に取られます。 70号分を一気にやると凄い面倒です。(溜めた方が悪いんですが・・・)

週刊スタイルで小分けにする以上しょうがないのでしょうが、この資源の無駄感は何とかならないものなんでしょうかね?

あ、ゴミ捨て日も気にしときましょうね。 凄い量の段ボールゴミが出ますので。(笑)

付属ドライバーだけで組み立て可能な構成は凄い

この手のキットに付属してるドライバーは、大抵使い物にならないというのが相場でしたが、ロビ第三版の付属ドライバーでは最後まで完走出来たので、かなり優秀だと言えるでしょう。

なにより、ドライバー一本で組み立て可能という文言が誇張なく事実であるということが素晴らしいと思います。

ネジ種類多過ぎ

で、ドライバー一本で組み立て可能なのは良いのですが、ネジの種類が多いのは困りもの。その上、ネジの個数もべらぼうに多いです。

同一M寸でも、微妙に長さの違ってるネジが複数ありますので、メンテナンスで分解再組立てする際にも、ネジの分類・管理を厳にする必要があります。

メンテナンス性を犠牲にし過ぎだと思いますので、もう少しネジ種の統一に気を配って欲しいと思います。

というか、正直、私にはちゃんと組み立て直せる自信は全くありません。(笑)

やり直し作業が多い

一気組みで感じたことなので、ちゃんと溜めずに組立した人とは別な印象かもしれませんが、序盤に組んだモノを、後半でバラして組み直す様な作業がちょこちょこありました。

作業として無駄ですし、何より、部品が傷む原因にもなりかねません。

特にサーボコネクタはあまり嵌合回数に耐久性のある部品では無さそうですので、動作テストやらサーボID書込みやらで何度も付け外ししてる内に、コネクタがバカになってしまいそうです。

電源回りがかなりイマイチ

充電チェアーがカンチョー状態だったり、充電しつつ電源ONするのNGとか書かれてたりと、電源回りはユーザー的には疑問符が付く内容が多いです。

リチウムイオンバッテリーなので充電には気を使って欲しいという事でしょうが、イマドキの製品としてはかなり不安の残る仕様だと思います。

第三版でも改良されてないってどうなんだろう?と思いましたが、本の増刷と同じで大幅な改良は行われないモノなんでしょうね。きっと。

構造的工夫に満ちてる

肩サーボ軸を2点支持してるにも拘わらずコンパクトな胴体に収めてあったりして、コンパクト化への拘りが凄いです。

そうそう、頭部の3軸分のサーボがあのサイズに収まってるというのも凄い。

というか、これで頷き・傾げ・左右首ふりが実現されてるとか・・・この構造思い付かんわ~。

これだけのメカニズムをよくコンパクトにまとめてるなぁと感心します。

色々なところに盛り込まれた工夫の塊は、実際に組み立てたユーザーにしか分からないでしょう。

高橋氏ってやっぱり凄い!?

詰め込みパズル構造で分解が大変

反面として、やっぱり構造が複雑で分解が大変です。

これは、スケール感とデザイン性を大事にしている証拠でもあるので、一概に全否定出来ないのですが、やっぱりメンテ性が悪いのは事実なので、もう少しなんとかして欲しい所。

 

結論:カワイイは正義

さっきまで、ネガコメント全開だったのに、なんだそれ?って言われそうですが、それら諸々のネガポイントを許してしまうくらいロビくんは可愛いです。

大量のゴミを出して怒ってた嫁さんも、ロビくんが動いてる様を見て一瞬で許してしまう程。(笑)

カワイイは正義なんだなぁと改めて思いました。

やっぱり、ホームロボットは可愛くないとダメですな。

 

 

 

ロビ

プラロビ(ロビのプラモデル 勿論、動きませんw)

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