SiPEED Maixduino用やっつけケースを作ってみた(STLデータ公開有り)

3Dプリント
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先日のMaker Faire Tokyo 2019では、前回ネタにした「M5StickV」以外にもゲットしたブツがありました。

「Sipeed Maixduino」という同じ様なAIデバイスなのですが、こいつはM5Stackさんの製品と違い、基板剥き出しの無骨な商品です。

となると、最初に欲しいのはやっぱり「ガワ」だよね!?

と言う事で、今回は「Sipeed Maixduino」用のやっつけケースをデザインしてみたお話です。

今回も3Dプリント用データを公開しちゃいますよん♪

 

前回の「M5StcikV」のお話はコチラ↓

「M5StickV」用に「カメラ三脚穴アダプタ」と「フォーカス調整治具」を作ってみた(STLデータ公開有り)
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「Maixduino」買っちまったよ!

最近、「Jetson Nano」に「M5StickV」と機械学習関係のデバイスを買いまくっておりますが、先日の「Maker Faire Tokyo 2019」で「SiPEED」さんの「Maixduino」が並んでるのを見て、うっかり気絶して買ってしまいました。

イベントの”本日限りの特売価格”はとても危険なので迂闊に近寄らない様にしましょう!

 

あ、知らない人も居るかも知れないので、一応紹介。

「Maixduino」と言うのはコレ↓です。

詳しくはスイッチサイエンスさんの販売リンク等ご参照下さいませ。

 

尚、今回も買ったはいいけど使い道は未定です。(^_^;)

 

「Maixduino」を眺めてみた!

うっかり気絶したとは言え、買っちゃったモノはしょうがないので、開封して動作確認してみます。

”買ったままの積みマイコン”は大罪ですから!!

 

まずはパッケージ外観。

最近、この手の透明プラパッケージ多いですよねぇ。中国で流行ってるのかしら?

 

中を開けてみると、プチプチに包まれたブツが2個出てきました。

 

へぇ~ LCD(液晶)繋がってない状態で入ってるんか~!!(驚!)

最近、M5Stackさんのケース入り商品に慣れてるせいか、ケース無しが逆に新鮮に見えます。(笑)

 

基板全体はこんな感じ。

 

これが噂の「K210」か! 「M5StickV」にも載っている筈ですが、生で見るのは初めて!

(生っつーても、シールド缶越しですがね)

 

んで、こっちは「ESP32」ですね。 ちゃんと技適対応版が載っている模様。

 

基板の裏面には、構成図がシルクプリントされていました。

「AI」の部分が「K210」で、「WIFI」の部分は「ESP32」でしょうか。

外部I/Oの並びは「Arduino UNO」の構成と同じっぽいですね。

 

カメラは何処にも固定されておらず、ぷら~んしております。

これ、商品として有りなんか!?(苦笑)

 

スイッチ2個にDCジャック、液晶フレキコネクタ、USB Type-Cコネクタ。

DCジャックは「Arudino UNO」のと同じのが使えそうですね。

しかし、これもUSB Type-Cとは・・・最近の中華製品はUSB Type-C採用が多くて凄いですね。

 

こちら側の白い2ピンコネクタはスピーカー接続用だそうです。

・・・スピーカーは付いてこないのね。(苦笑)

 

そう言えば、基板裏の構成図では”TF CARD”が在ったけど、TFカードと言うか、microSDカードスロットはどこにあるんだい?

 

まさか、コレ??

 

ビンゴ!!

此処かぁ・・・いや、コレは無いわ~・・・どう考えても無いわ~・・・挿抜性、悪過ぎやろ!?

 

(暫し呆然とする)

 

(見なかったことにしよう)気を取り直して、続きです。

 

付属してる2.4インチLCD。

FPC出しで”取扱注意”な感じです。

 

サイズ感比較として、「M5Stack」や「M5StickC」と並べてみました。

「M5Stack」よりややデカいくらいでしょうか?

 

よし!繋いでみるべ!

 

・・・

 

LCDのFPCを繋ぐ向きがどっちが正解か分からない・・・。(^_^;)

 

このフレキコネクタは接点どちら向きにも見えて、とても厄介です。

取り敢えず、ググって出て来たユーザー事例を元に繋いでみました。

(多分この向きで合ってる筈・・・筈・・・だよね?)

 

っと、今、改めてSiPEED社の公式Wikiを見ると接続写真載ってましたね。

SiPEED社の公式Wikiより)

よく見ろ! >自分。(^_^;)

 

無謀にも通電してみる・・・ドキドキ。

 

やったぁ!画面に何か文字が出たで~!!

 

2個の白いスイッチを押したり色々弄ってたところ、カメラ映像が出ました!!

実は、専用ツールでプログラム流し込まないで、初期状態のままカメラ画像が出たのはこの時だけで、これ以降は赤い初期画面の「Welcom to MaixPy」しか表示されませんでした。(白の2個のスイッチの使い方分からん・・・)
この後「MaixPy IDE」からサンプルプログラム流し込んだりして、カメラ画像がちゃんと出てる事を確認出来ましたが、初期状態のままでカメラ画像が映るかだけでは初期不良判断出来ない模様。
・・・素人さんお断りな印象ですね。(^_^;)

 

「Maixduino」通電した初日の感想はコチラ↓

マジでヤバいブツ買っちまったぜ!!(苦笑)

 

繋いではみたものの、LCDもカメラもぷらーんしてるので、とても収まりが悪いです。(^_^;)

取り敢えず、ケース作ろう! そうしよう!

 

「Maixduino」用”やっつけ”ケースを作ってみた!

DesignSpark Mechanical 4.0でちゃちゃっとデザインしたのがコチラ。

なんか、イマイチな外観ですが、取り敢えず”ぷらーん”せずに済むのが目的の”やっつけ”デザインなので、ご容赦を(^_^;)

 

早速、プリントするべ!!

 

「Maixduino」用”やっつけ”ケースの組み立て方

プリントしたブツと「Maixduino」を並べてみます。

過去作のPi Zeroの超小型ケースと同じく3枚降ろし構造にしてみました。

Pi Zeroと互換Piカメラを使った超小型ケースを作ってみた(STLデータ公開有り)
RaspberryPi財団公式Pi Zeroケースが出る前に、このブログでもフリスクっぽい感じのケースを自作してましたが、Piカメラが内蔵出来ないという点で後発の財団公式ケースに負けてしまいました。 だって普通に買えるPiカメラ用フレキがメチャ長なんだもん。ヽ(`Д´)ノプンプン リベンジとして、前回記事の3Dプリンタサーバーで使ったとても小さい互換Piカメラを使って...【続きを読む】

 

では、組み立ててみます。

LCDのFPCを断線しない様に注意して作業しましょう!

 

まずは、下ケースと「Maixduino」をこの向きで並べて・・・。

 

ケースの窪んだ部位にLCDを乗っけます。

 

続いて、ケース中敷きを用意して、LCDの上にこの向きに載せます。

 

続いて、FPCに無理な力が掛からない様に気を付けつつ、パタンと基板をひっくり返して載せます。

ケース中敷きの4つの突起に基板の穴が丁度良く収まる筈です。

中敷きの向きを間違えない様にしましょう!

 

この段階では、カメラがこんな感じで浮いている筈ですので、ググっとケースの窪みに押し込みます。

カメラのFPCが抜けない様に気を付けて作業をしましょう。

 

続いて、上カバーを被せるのですが、ここは難所です! 慎重に作業して下さい。

 

このLCDのフレキが挟まって断線してしまわない様に被せる必要があります。

 

FPCの曲がり具合と位置を確認しつつ、慎重にカバーを被せます。

無理に押し込んでLCDのFPCが断線しない様に慎重に作業しましょう。

 

写真だと見辛いですが、こんな具合にFPCが曲がって収まればOKです。

 

カバーを被せる際に、中敷きが浮いて、LCDの位置がズレてしまわない様にも気を付けましょう。

 

この状態が正しいLCDの収まりです。(ケースとLCDの間に隙間が無い)

 

無事に上カバーを被せれたら、完成です!

「Maixduino」用”やっつけ”ケースの特徴

・DCジャック、USB Type-Cコネクタのアクセス性良好!(開口部大き過ぎという話も・・・)

 

・MICやLED、Adruino I/Oピン、2個の白いスイッチへのアクセスも良好!

写真には写ってませんが、スピーカー用の2ピンコネクタの口も開けてあります!

 

・ケースに収めたまま、microSDカードの抜き差しも可能(ちょっと大変だけど)

 

これで、安心してスタバでドヤりながら「Maixduino」で遊べますね!

※写真は、スタバではなく私の作業台です(^_^;)

 

「Maixduino」用”やっつけ”ケース用3脚アダプタも作ったで!

「M5StickV」でカメラ三脚穴アダプタ作ったんだから、「Maixduino」用も作らんと変だよね!?(謎の使命感)

 

と言う事で、作っちゃいました♪

 

こっちもかなり”やっつけ”デザインです。(^_^;)

 

勿論、三脚ネジ穴もあります。(当たり前だ)

 

「Maixduino」用”やっつけ”ケース用3脚アダプタの使い方

三脚穴への取り付けは出来るだけアダプタだけの状態で行って下さい。

 

後は、コの字部分にケースを加えさせるだけですが、一応推奨箇所があります。

 

縦向きはこの位置が推奨です。(DCジャックもUSBケーブルも邪魔にならない筈)

 

横向きはこの位置が推奨です。

(テディと「M5StickV」を狙う「Maixduino」の図)

 

ついでに、フォーカス調整治具も作ってみた

「M5StickV」用のもPi Camera用のも合わないので、作ってはみたものの・・・

・・・ちゃんとジャストサイズなのに、フォーカスリングが回らないんですよ。

 

んで、よくよくカメラを見てみると・・・(赤矢印の部位に注目)

接着されてる!?(フォーカスリング半分くらい塗布されてました)

そりゃ回りませんわな・・・orz

 

このフォーカス調整治具が使えるかは分かりませんが、Maixduinoの個体によっては接着されずに使えるかも知れませんので、ついでに公開します。

 

「Maixduino」用「やっつけケース」と「カメラ三脚穴アダプタ」のダウンロードリンク

今回の「Maixduino」用「やっつけケース」と「カメラ三脚穴アダプタ」とオマケの「フォーカス調整治具」の3Dデータ(STLファイル)はコチラ↓に置きました。

「Maixduino」用「やっつけケース」と「カメラ三脚穴アダプタ」と「フォーカス調整治具」(STLファイル)
このファイルの説明 「Maixduino」用の「やっつけケース」と「カメラ三脚穴アダプタ」と「フォーカス調整治具」の3Dプリント用STLデータになります。 ※ご注意:「SiPEED」社の公式データではありません。あくまでユーザーメイドの参考補助部品です。自己責任としてご利用願います。 詳しい使い方はコチラ↓を参照ください。 ライセンス条件 権利放棄はし...【続きを読む】

リンク先のライセンス条件・3Dプリント時の注意点も併せてご参照ください。

 

おまけ:「Maixduino」の動作確認方法(自分用メモ)

赤い初期画面のまま途方に暮れてても勿体ないので、「MaixPy IDE」を使った動作確認も行いました。

基本的にはコチラの内容を参考にしたのですが、Mac向けの記事内容でしたので、ここにWindows環境向けの自分用メモも記しておきます。

ファームウェアの更新

下準備として、最初にファームウェアの更新を行います。

 

まずは、ファームウェアや学習用ファイルをボード上のフラッシュメモリに書き込むのに使用する「kflash_gui」というツールの最新版をコチラからダウンロードします。

(2019/8/18時点の最新は「kflash_gui_v1.5.3_windows.7z」でした。)

「kflash_gui」は「M5StickV」のファーム書込みでも使用されております。

 

続いて、ファームウェアの最新版をコチラからダウンロードします。

(2019/8/18時点の最新は「maixpy_v0.4.0_44_g95f00f0.bin」でした。)

 

ついでに、顔認識デモ用の学習ファイルもダウンロードしておきます。

先程のファームウェアの最新版の場所には何故か置かれてないので、一つ前のVerのファームウェアと一緒に置かれていた「face_model_at_0x300000.kfpkg」を使います。(2019/8/18時点の最新)

顔認識デモプログラム確認用の作業です。
ファームウェアを最新にするだけなら、学習ファイルのダウンロードは不要だと思いますので、お好みに合わせて実施して下さい。

 

以上の3つがダウンロード出来たら、USBケーブルで「Maixduino」をPCに繋ぎます。

すると、シリアルポートが2ポート現れる筈です。(私の場合はCOM12と13が追加されました)

このCOM番号を憶えておきましょう。

 

続いて、先程ダウンロードした「kflash_gui」のファイルを解凍し、出て来たディレクトリの中から「kflash_gui.exe」をダブルクリックして実行します。

 

まずは、ファームウェアから書き込みます。

書込み時の設定は下記画面を参考にして下さい。(COMポートは先程確認した2つの内の若い方)

 

Downloadすると書込み処理が始まりますので、暫し待ちます。

 

無事Finishになったら、顔認識デモ用の学習ファイルも書き込みます。

書込み時の設定は下記画面を参考にして下さい。

 

以上で、下準備は完了です。

ファームウェアも学習ファイルも同時に書き込みできるのかと思いきや、両方ともチェックして纏めてDownloadしようとすると「File path error」が出て実行出来ませんでした。 (今後のVerでは同時に書ける様になるのかな?? 謎です・・・)

 

MaixPy IDEでサンプルプログラムを試す!

ファームウェア(と学習ファイル)が書込み出来たので、専用の統合開発環境の「MaixPy IDE」でサンプルプログラムを動かしてみます。

 

まずは、コチラから「MaixPy IDE」の最新版をダウンロードします。

(2019/8/18時点の最新は「maixpy-ide-windows-0.2.4.exe」でした。)

 

ダウンロードしたexeファイルを実行して、「MaixPy IDE」をインストールし起動します。

 

「MaixPy IDE」が起動したら、USBケーブルで「Maixduino」をPCに接続し、MaixPy IDEの「ツール」メニューの「Select Board」で「Maixduino」をチェックします。

「M5StickV」も選択肢にありますね!

 

次に左下の緑のチェーンのボタンを押し

現れたダイアログでファームウェアを書き込んだ時と同じ若い方のポート番号を指定します。

無事に「Maixduino」と接続できたら、チェーンのアイコンが赤に変わり、下の実行ボタンがアクティブになります。

もし、ここで接続に至らなかった場合(接続中ダイアログが消えないなど)は、ファームウェアかMaixPy IDEのどちらかが古いVerの可能性があります。
出来るだけ最新の組み合わせで試しましょう。それでもダメなら、COMポート番号も確認しましょう。2つ認識したシリアルポート番号の若い方を選びます。(COMポートが多過ぎるとNGという噂も・・・)

 

ここで、緑の実行ボタンを押してもOKです。

逸る気持ちを抑えるのは大変ですからね・・・分かりますよ。(笑)

 

その場合は、カメラの画像が右上に現れます。

おお~!! なんか映った!!(初期不良じゃないぞ!! 良かった~~!!)

 

これだけだと面白くないので、公開されている他のサンプルプログラムも試してみましょう。

 

顔認識のサンプルプログラムはコレです。

「MaixPy IDE」のコードエリアにコピペして実行するだけです。

(顔出しNGなので、デモ画面のキャプチャは無しよん♪)

 

ウッカリついでに、デュアルカメラのオプションも買ってたので、コイツのデモプログラムも試してみました。

(デュアルカメラモジュールはケースに収まらないので、折角作ったケースから取り出して実験しました)

 

MicroPythonで色々遊べるみたいなので、面白そうですね!!

 

参考情報一覧

・Sipeed Downloads(MaixPyやSDK、ハードウェア関連資料のダウンロードリンク)

Share files

(このリンクの先に回路図データシートがありました)

 

・MacOSでSipeed Maixduinoを使って顔認識するまでの手順

MacOSでSipeed Maixduinoを使って顔認識するまでの手順 - KOKENSHAの技術ブログ
Sipeed Maixduinoが届きました! ワクワクしながら、顔認識をまず実現しようとMacOSで作業して …

大変参考になりました! 有益な情報、有難うございます。m(__)m

 

まとめ

・やっぱりケース付きが良いですな。

 

・Maix bitでも良かった様な気がしてる今日この頃。(多分追加で買うと思う)

 

以下、本記事で紹介した商品のリンク

SiPEED社の「Maixduino」

 

在庫見掛けたら取り敢えず買っとけ的なレアアイテム「M5StickV」

 

「M5StickV」のmicroSD好き嫌いに勝てるmicroSDカード 「Maixduino」にも相性良い筈?

 

お手頃価格でお手頃サイズの自由雲台

 

尚、今回の試作プリントもコチラのプリンタを使いました

 

使用したフィラメントは同梱のPrusaフィラメント(色は違います)

 

現在使用中のサブ3Dプリンタ(多分コイツでもプリント出来ます)

 

PLA素材の耐熱性(Maixduinoの発熱)が気になる方はPETGフィラメントもオススメ

 

コメント

  1. mitu333 より:

    初めまして。いつも完璧な設計とプリントに関心しながら拝見させていただいています。
    質問なんですが、これだけ綺麗にプリントされていますが、プリンタやスライサーソフトはなにを使用されているのでしょうか?

    • rin_ofumi より:

      mitu333さん コメント有難う御座います。

      そこまで持ち上げられると恐縮しきりです。有難う御座います! (^_^;)

      今回のプリントに使用したのは「Original Prusa i3 MK3S」という機種です。
      ブログ記事の最後の方に商品リンクも並べてますので、参考にして頂ければ幸いです。

      また、使用しているスライサーは「Simplify3D」という有料ソフトです。
      プリントの諸条件は、STLデータのダウンロードページに書いてありますので、
      そちらも是非ご参照ください。m(__)m

  2. mitu333 より:

    稚拙な質問にもご丁寧にありがとうございます!
    STLデータのところに詳しく記載してあることに気付いていませんでした。
    これからも色々と勉強させていただきます。記事楽しみにしていますね。

    • rin_ofumi より:

      こちらこそ、分かり難い内容で申し訳ありませんでした。m(__)m

      今後も色々記事にしていきますので、ご期待くださいませ!!