netatmo Welcomeには、あまり知られていないパワーアップアイテム?があります。
その名も「netatmo tags」。
netatmoウェザーステーションもnetatmo Welcomeも使ってる「netatmoヘビーユーザー」としては外せないアイテムでしたので、導入してみることにしました。
まず最初に・・・今回、かなりdisってます。
netatmoファンの方の心証を害するかも知れませんが、基本的に本ブログでは正直な感想を心掛けてますので、悪しからずご了承願います。
netatmo tagsって?
netatmo社のセキュリティ系商品で、「防水型ドア・窓用防犯センサー」です。
公式サイトはコチラ。
販売は3個セットのパッケージになってます。
単独では使えず、顔認証付きネットワーク防犯カメラのnetatmo welcomeに連携させるオプション商品となっています。(パワーアップアイテムとも云う?w)
最近発売された屋外用ネットワーク防犯カメラのnetatmo presenceにも連携出来る様ですね。
ちなみにWelcomeは屋内専用です。(Welcome関連記事はコチラ)
ウォータープルーフの為、使用場所は屋外でも屋内でもOK。
強力両面テープで対象に貼り付けて使用します。
電源は、単四電池2本。(tag一つあたり)
バッテリー寿命は2年だそうで。
Welcomeとは無線で繋がりますが、非常に長い通信距離を誇っているとか。
(公式サイトより抜粋)
公式サイトの仕様によると、センサーは「動作/振動センサー」と「開閉センサー」ってなってますね。
動作/振動センサーは加速度センサーなどが使われてることが予想出来ますが、開閉センサーってなんだろ?
よく別付けマグネットと併用して近接センサーを開閉センサーにしている装置を見掛けますが、本商品にはマグネットらしき別付け部品は一切なし。
加速度センサーの積算で開閉動作を解析しているんだろうか?
・・・謎です。
netatmo tagsの開梱
Amazon経由で正規代理店より購入しました。
ん? 外箱裏の説明だとバッテリー持続時間は最長1年ってなってる・・・
先程のサイトの説明とは食い違ってます。
2年と1年じゃ偉い差なんですが・・・。
tagが3台。
替えの両面テープ6枚。(tagには既に両面テープが2枚ずつ貼ってありました)
単四電池6本。(tag一つで2本使うので、3台分ですね)
電池横の小さい金具は電池交換用のケースオープン治具。
後は、保証書と説明書というかペラ紙(笑)です。
では、tag本体を見ていきましょう。
裏面。 両面テープが2個付いてます。 (画像では塗りつぶしてますが)バーコード上に文字があり、設定時にtagを見分ける固有コードが書かれてます。
この固有コードとバーコードは、両面テープ貼る際に剥がすことになるんですが、一度設定すれば使わないということなんでしょうかね。
続いて、下面側。 電池交換用の蓋になってます。 付属治具で回転させてロック解除させる方式みたい。
まぁ頻繁に電池交換するモノでは無いでしょうから、これでも良いんでしょうね。
防水シーリングは、よく見る輪ゴムの様なシーリングゴムが蓋側に巻いてあります。
防水性がどの程度あるのか分からないので、この蓋の側を上向きに取り付けない方が無難かな。
INDUSTRIALとありますが、工業用スペック品ということではなく、同梱専用の特別品という意味合いかな?
屋外使用もあるので、耐候性の工業用スペック品だと嬉しいんですが・・・。
netatmo tagsのセッティング
パッケージには3個入ってましたので、今回は「玄関ドア」「郵便ポスト」「室外倉庫」に取り付けようと思います。
あ、最初に言っておきますが、電池はまだtagへ入れちゃダメです。
AndroidのWelcomeアプリから、タグの追加を選択し、Welcomeをペアリングモードにする為に毎度おなじみの逆さま状態にします。
続いて、タグの待ち受けモードになりますので、電池を入れてないタグを近くに持ってきます。
10cm以内って・・・マジですか・・・仕方なく無理やり3台横積み(笑)
ここでようやくtagへ電池を入れます。 ペアリングは1台ずつしか受け付けないみたいなので、面倒ですが1台ずつ行いましょう。
tagに電池を入れると上部側の緑LEDが点灯します。
暫く待つと、welcomeアプリ上でtagを検出したメッセージが出ます。
tagのLEDが点滅し出しますので、そのまま待ちます。
うまく行けば、下記画面に遷移する筈です。
ちなみに、私の時は電池を入れるタイミングが悪かったのか、何度かこのエラーが出てやり直しました。
netatmoさんの初期のアプリ品質がイマイチなのはwelcomeやウェザーステーションの時に経験済みなので、まぁ今回もまだまだ熟成不足なのかも?
何度かエラーが出ても、(大きな心で)やり直しましょう。(笑)
上手く接続出来たら、タグをどう使うかの選択が出ますので、選択します。
この選択次第でタグの挙動が変わるのかは不明です。もう少し説明欲しいところ。
ちなみに、この選択は後ほど変更も可能ですので、適当に選んでもOKです。
続いて、他のtagのペアリングをするか聞いてきますので、必要に応じ選択します。
一通り登録出来たら、登録モードを抜けWelcomeを元の向きに戻しましょう。
元のWelcome画面に戻りますので、「タグ」タブを選択すると今登録したtagが一覧表示されます。
登録した各タグの右上にオレンジの丸アイコンが出ていますが、コレは「測定」をしたかどうかを示している様です。
「測定」と言うコマンドで、取り付け後のtagの向き等を初期学習している様ですね。
早速、「測定」してみましょう。
各タグのアイコンを長押しすると、下記のダイアログが出ますので、「測定」を選択。
OKをクリックすると、「測定」が開始されます。 「測定」中は動かさない・衝撃を与えない様にしましょう。
測定が完了すると、タグの右上のオレンジ丸が消える筈です。
私の時は、何故か初回は「測定」失敗しましたが、2度目で成功してオレンジ丸が消えてくれました。
先程のダイアログでは、「測定」以外にも「編集」という選択肢がありましたので、「編集」も覗いてみます。
設定に遷移しました。 「編集」って設定の編集のことなのね。
先程選択させられた部分は、「カテゴリー」の項で再選択可能になってます。
「名前」の編集もここで可能ですね。
「アクティビティ」は”振動”などに対する感度を指すみたいで、「オープン/クローズステ―タス」は”動き”に対する感度のことみたいです。
ドアなどが空いているかの検知も行える様ですが、1分以上しか選択肢に出来ないので、1分以上開いている時しか通知されない模様。
つまり、”ドアが開いたかどうか”の刹那を知る術は無いということになります。
通常、ドアの出入りって1分も掛からないので、誰かが来たかどうかの判断は”動作”の通知で見るしかなさそうです。
ただ、何らかのアクティビティが発生した場合は、連携させてるWelcomeカメラやPresenceカメラと連携させて録画も出来ますので、誰が出入りしたかは録画された映像で判断できます。
なんで、この仕様なのかを暫し悩みましたが、恐らくはこういう使い方を想定していると思われます。
”開けっ放しで閉め忘れていること”を検知したい = ”オープン状態”の通知
”ドア・窓になんらかの動きがあったこと”を検知したい = ”動作”の通知&カメラ録画
こう考えると、妥当かも知れませんね。 当然ながら窓にもカメラが欲しくなりますが。(笑)
1週間運用してみた感想
ポストの蓋へは取り付けせずに側面の目立たない箇所へ貼っていますが、ポストへの投函は、今の所うまく検知出来ている様です。
衝撃・振動だけでも何とかなるみたいですね。
ただ、ポストの通知=宅急便の不在票とは限らないので(チラシ投函も郵便も有り得ます)、我が家的には、通知があってもあまり意味が無さそうな気もしてます。
勿論、ポストの投函を心待ちにする家庭であれば、非常に役に立つでしょう。
ドアの動作検知も問題なく行えてますが、全員不在時にアクティビティ通知が来たら怖い・・・くらいの使い方しかないので、Welcomeカメラだけでも十分な気もしてます。
後は室外倉庫の通知ですが、イタズラや泥棒の存在を通知してくれることになるんでしょうが、どうせならカメラ映像も欲しくなります。
Welcomeは屋内用なので、Presenceを導入しろって事かなぁ・・・流石にそこまで投資するかは悩ましいところです。(笑)
とまぁ、あまり使ってうれしい感じがしないアイテムですね。
オレ、何で買ったんだ?(笑)
むしろ、IoT連携機能などでnetatmo標準以外の使い方を模索した方が楽しい気がしますので、一般向けではなくMakerな方向けの商品なのかも知れません。
電池がどれくらい持つかはこれからのお楽しみです。
さて、1年持つのか2年なのか、どうなんでしょうねぇ。(笑)
netatmo tagsのダメなところ
電池交換し難い & 極性が分からなくなる
ぶっちゃけ、蓋の構造はかなりイケてません。
イタズラ防止などの防犯上の理由からなのかは不明ですが、蓋のロック解除に専用工具が必要になっています。(マイナスドライバーでも合えばイケそうですが・・・)
蓋を閉める時も、蓋を押さえ付けつつロックを回すのが非常にやり難い。
小さくする為にロック機構もシンプルな構造にせざるを得ないんでしょうが、閉め具合が微妙なので、蓋も微妙に浮いてたりして・・・防水性がちゃんと維持できてるのか不安になってしまいます。
一番の問題は、説明書で電池の極性が指定されているにも関わらず、筐体裏面にしか電池極性マークが表示されてないので、tagを貼り付けてしまうと極性マークが見えないということ。
電池交換時に逆挿入しそう。
説明書きには極性ある様な表現。
ポストの中などに設置出来ない
電波モノなので、ある意味当たり前ですが、ポストの金属シャーシ内は電波遮断されて使えません。
外に貼ると目立って嫌なので、ポスト蓋の内側に取り付けて試してみましたが、見事にNGでした。
付けて直ぐの状態だと、こんな感じで電波2本だったのでイケるかと思ったんですが、単純に感度表示の更新が遅かっただけでした。(T_T)
ちなみに、電波が届かない状態になると、タグの右上アイコンが赤丸になり、”到達不能”というステータスになります。
仕方ないので、表側に貼り直しました。
そうそう、もし”到達不能”(電波届かない状態)になってしまった方は、早めに状況改善された方が良いと思います。
私は「ポスト」と「室外倉庫」が”到達不能”の状態になってるのを暫く放置してたのですが、「ポスト」は半日後、「室外倉庫」は3日後に状況改善したところ、「室外倉庫」の方の電池が激減してることに気付きました。
たった3日で電池レッドゾーン・・・。(T_T)
通信不能になった際に、通信開腹するべくtagが頑張ってしまうのか、余計に電池が消耗する状態になる様です。
お気を付けください。
ちなみに、半日で状況回復できた「ポスト」の方はまだアイコン上では減ってる兆しはありません。
両面テープ固定で後残りが酷い
先の理由で期せずしてポストと倉庫のtagを貼り直ししたんですが、両面テープの後残りが酷くて閉口しました。
メーカーサイドでは貼り直しを想定されてないんだろうと思いますが、先の電池交換の作業のし難さ・判り難さがありますので、交換時に貼り直すことも十分ありそうで、これで良いのか心配になります。
ちなみに、剥がした後はこんな感じ。
シール剥がしなどを溶剤を使えば簡単に取れそうですが、tag側はプラスチック筐体なので溶剤使い難い・・・結局、消しゴムで頑張りました。(苦笑)
まとめ
ぶっちゃけ、「普通の便利グッズが欲しい人」はネガが際立つだけなので買わない方が良いと思いますが、netatmo welcomeを持ってる事が前提の商品なので、最初からそんな普通の人は居ないでしょう。(笑)
netatmo welcomeを持ってて、他にも「何かもっと通知欲しい」的な方は買っても面白いと思います。
窓の開けっ放しを良くやらかしてしまう人にも向いてるかも?
私は窓に使ってませんので試せてませんが、”オープン状態”の通知を上手く使いこなせれば開けっ放しを検出することも可能でしょう。
1年前のWelcomeの出来はかなり唖然としましたが、ソフトウェアの進化のお蔭か、今改めて見るとかなり出来が良くなってると実感します。
tagsもそうあって欲しいですね。
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netatmo tags
netatmo ウェザーステーション
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