3Dプリンタユーザーならスマートロックは「NinjaLock」でしょ!

昨年、色んなメーカから立て続けに発売されたスマートロック。

その中でチョイスしたのは、ライナフさんのNinjaLockです。

なんと、このNinjaLockは取り付けアタッチメントの3Dデータが公開されており、3Dプリンタが在れば、自宅のドアに合うアタッチメントを自分で作ることが可能なのです!!

取り付けしたのは1年程前になりますので、取り付けレビューの情報としてはちょっと古い内容ですが、1年使ってみた感想も併せてご紹介したいと思います。

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スマートロックって?

スマートフォンなどと連携してドアの鍵を開け閉め出来る装置です。

ドアの鍵をカードキーや暗証番号に対応させる装置は昔から存在はしますが、大抵はキーシリンダーの交換などのちょっとした工事が必要だったりして、結構ハードル高い装置だったんです。

それが、昨年は最近のIoTブーム?の流れか、ベンチャーの新商品でキーシリンダーの交換無しで、簡単に取り付け出来る後付けタイプが立て続けに出て来ました。

スマートロックを導入するメリットって?

鍵を持ち歩く必要がなくなる

スマートフォン等が鍵の代用になるので、物理的な鍵の持ち出しを気にする必要が有りません。ジャラジャラとカバンから鍵を取り出さずに、普段持ってるスマートフォンで鍵を開け閉め出来ちゃいます。

また、オートオープン機能があれば、登録したスマートフォンがドアに近づくだけで、自動でドアが開いてくれたりもします。荷物多くて両手が使えない時に便利ですね。

オートロックで閉め忘れ無し

オートロック機能を使えば、鍵の閉め忘れも気にする必要も無くなります。

出掛けてから鍵掛けたか心配になってまた家に戻ったりしなくて済みます。

(もっとも、この機能は癖があるのであまりお勧めしませんが・・・)

物理的な鍵を人に渡さずとも招待が可能になる

また、共用スペースなどで鍵を共用している場合でも、限りある物理鍵を誰に持たせるか悩む必要が無くなります。

鍵を渡したいユーザーのスマートフォンを登録するだけです。

登録されているスマートフォンの権限を制限することで、共用スペースへの出入りを曜日や時間でコントロールすることも可能になりますし、ユーザーの出入りの記録も残せます。

不特定多数の方が出入りする事務所やレンタルスペースなどに向いているかも知れません。

遠隔で鍵の開け閉めも可能

スマートロックによりますが、遠隔から鍵の開け閉めが可能なタイプもあります。

自分が居ない時の急な来客に対し、先に家に入って待ってもらうなどの使い方が出来ます。

スマートロックのデメリットって?

電池残量を気にする必要が有る

今回ご紹介する後付けタイプの一番の泣き所です。

電池が切れるとスマートフォンでの鍵の操作が出来なくなりますので、電池の状態をちゃんと気にしておく必要が有ります。(勿論、電池が切れても従来の物理鍵での操作は可能です)

あ、スマートロックの電池だけでなく、スマートフォン側の電池が切れていても操作出来なくなりますのでご注意を。

ポケモンGoは程々にしておかないと、家に入れないという事態になるかも?(笑)

やっぱり手で開けるより遅い・・・

鍵を手に持っている状態で比較すれば、やっぱり物理鍵で空ける方が早いです。(笑)

せっかちさんには向かないかも?

ただ、オートロック・オートオープン機能を使うなら、近付くだけで鍵が開け閉めされるので、操作する手間を気にする必要はなくなるでしょう。

もっとも、オートロック・オートオープンはちょっと癖がある機能なので、あまり頼らない方が良いと個人的には思っております。

ハッキングされるリスク

ネット機器なので、ハッキングされるリスクが無いとは言えません。

ただ、各社セキュリティ対策を行っていますので、実情としては物理的な鍵をコピーされるよりリスクは格段に低いと思われます。

取り付け出来るドアが限られる

世の中には色んなドアがありますが、後付けスマートロックが取り付け可能なドアは限られてます。

スマートロック各社が取り付け可能なドアの情報を公開してますので、購入前に確認しておく必要が有ります。

対応スマートフォンの条件が厳しい

結構最新モデルじゃないとNGだったりします。

肝はBluetooth4.0 LowEnergy対応ですね。

比較検討したスマートロック

導入にあたって、下記機種を比較検討しました。

他にも海外製のモノもありましたが、ドアが適合してくれるかが気になったので、日本製からチョイスしています。

Akerun

専用サイトはコチラ。 ご参考として週アスの記事

対応ドアの情報はコチラ

【お値段】

税別36,000円(2016/11/11時点)

【スマホ対応条件】

iOS8以上またはAndroid5.0以上、Bluetooth4.0 LowEnergy対応

【電源】

単3電池×4本(公式には電池持ち2年とあるが・・・)

【他特記事項】

・利用者登録にSMS必須

・内側に操作レバーが無い

・iBeacon対応オプション「Akerun Touch」を追加すれば、スマホをかざすだけで開閉できる

・ネット対応オプション「Akerun Remote」を追加すれば、遠隔操作可能。ガラケーにも対応可

【所感】

デザイン優先だったのか、操作レバーが無いというビックリ仕様。代わりに小さいボタンスイッチがある様ですが、今の施錠状態がパッと見で分からないので、凄く使い難そう。

さらに遠隔操作オプションまで含めると6万円と結構お高い・・・。

ちなみに上記は初代Akerunの情報です。

今は上位機種のAkerun Proというモデルが存在します。こちらは内側に操作レバーが付いてますね。やっぱり初代デザインは不評だったのかな?(笑)

ただ、残念なことに初代と違って月払いレンタルプランしかないので、ランニングコストが掛かる様になってしまいました。

Qrio Smart Lock

専用サイトはコチラ。 ご参考として週アスの記事

ベンチャーの皮を被ってますが、中身はソニーみたいです。

対応ドアの情報はコチラ

【お値段】

税別18,000円(2016/11/11時点)

【スマホ対応条件】

iOS8以上またはAndroid4.4以上、Bluetooth4.0 LowEnergy対応

【電源】

CR123Aリチウム電池×2本 +予備電池として2本(公式には2本で電池持ち300日とあるが・・・)

【他特記事項】

・未発売オプション「Qrio Hub」を追加すれば、遠隔操作可能になるらしい。

【所感】

電池がカメラ用の特殊電池で、入手性が悪い。

ちなみに、昨年の発売当初はかなり酷い出来だったらしく、Amazonのレビュー欄にボロクソに書かれてたりしてドン引きしたり・・・。

ドアが開かなくなって窓を割って侵入しないといけない羽目になったレビューとか、逸話がいっぱい乗ってるので、Amazonレビューは一読をオススメします。(笑)

ソニーということで期待もしてましたが、現時点で遠隔操作が一切出来ないのはターゲットを見誤ってる気がしますね。

尚、遠隔操作は、今年冬に出るらしいオプションのQrio Hubを併用すれば出来る様になる模様。(発売から1年経ってますので、かなり周回遅れ感ありますが)

NinjaLock

専用サイトはコチラ。 ご参考として週アスの記事

対応ドアの情報はコチラ。

【お値段】

税別19,800円(2016/11/11時点)

【スマホ対応条件】

iOS7.0以上またはAndroid4.3以上、Bluetooth4.0 LowEnergy対応

【電源】

単3電池×4本(公式にはWiFi利用無しで1年とあるが・・・)

【他特記事項】

・標準でWiFi(IEEE802.11b/g/n)による遠隔操作が可能

・利用者登録にSMS必須

・取り付け用の各種ドア向けアダプタの3Dデータが公開されている

【所感】

唯一のWiFi対応機種で、余計なオプション無しで遠隔操作まで可能なので、お得感有り。

ただ、WiFi対応の分、電池持ちは悪そうです。

また、3Dプリンタユーザーとしては、取り付けアタッチメントの3Dデータが公開されているということに目が行ってしまいます。(笑)

で、結局どれにしたの?

最初にネタバレしてます(笑)が、NinjaLockにしました。

AkerunやQrioを付けてレビューしてる人はチラチラ見ますが、NinjaLockをチョイスしてる人は少ないのでは?(笑)

ちなみに、判断理由はこんな感じでした。

Akerun = ×不採用

初代Akerunはレバー無しなデザインが大きなネガでした。

宅急便の受け取りでドアを開けるのにスマホなんていちいち持ち出さないので、手動でパッと開けられないのでは困ります。

一応、ボタンで開け閉めは出来るみたいですが、パッと見で鍵が開いてるかどうか判らないというのは、やはりダメだと思います。

初代Akerunもオプション追加すれば遠隔操作可能になりますが、かなり割高になる感じです。

ちなみに、毎月のコストを許容出来るのであれば、Akerun ProはNFC Readerなどのオプション類が豊富なので便利そうです。 何気にACアダプタオプションが在るのはポイント高いですね。

Qrio Smart Lock = ×不採用

遠隔操作が出来ないので、昨年は選択肢になりませんでした。

また、電池が特殊で入手性が悪いのは大きなネガでした。

今年の冬発売というQrio Hubを併用すれば遠隔操作可能になるみたいですし、最近のVerUpで結構使える様になって来た様ですから、今後どう化けるか気になりますね。

NinjaLock = 〇採用

標準でWiFi対応して遠隔操作可能だったので、コレしか選択肢になりませんでした。

逆にWiFi対応ゆえに電池持ちは悪そうなんですが、入手性の良い単3電池なので、電池が減って来てもガンガン変えちゃえば良いと無理やり決断。(苦笑)

また、他機種と違って、ドア(サムターン)の取り付け用アタッチメントの3Dデータを公開していたりと、オープンな姿勢なのがMaker心をくすぐります。 意外と対応保証されたドアって少ないのですが、これなら自前でアダプタを作ってしまうことも出来そう。

NinjaLockが来た

実は、取り付ける予定の事務所のドアは、ライナフさんの適合表には無いタイプのサムターンでした。p1020656

似た形状があるので、なんとかなるだろう!とポチっとな突撃。

今こそ3Dプリンタの威力を見せる時ぞ!!

ライナフさんの適合表のMIWAの長いタイプが形状近そうなので、NT06&NG42アタッチメントも一緒に購入。

ポチって数日でアタッチメントも同梱されて届きました。dsc07155

箱は忍者の黒を基調にしたデザイン。dsc07157

Bluetooth、無線LAN対応です。 振動センサーも付いてる。dsc07159

箱の側面には鍵を背負った忍者がwdsc07162

開けるとイキナリ本体が登場。ベンチャーさんなのに商品箱も凝ってますね。dsc07173

諸々引っ張り出します。 追加購入したアタッチメントも含めて入ってたのはこれだけ。dsc07177

追加購入した基台アタッチメントは3Dプリンタ製でした。dsc07165dsc07164

本体外観。dsc07178 dsc07182 dsc07183 dsc07181

本体の蓋を開けてみます。dsc07185

電池は2本ずつ入れる重ねて入れる様です。 真ん中のスペースにモータが入ってるのかな?dsc07189

サムターンアタッチメントは標準のは型抜き品ですが、追加購入分は基台アタッチメントと同じく3Dプリンタ製でした。(写真上の高い方が追加購入分)dsc07191

嵌めてみるとこんな感じです。dsc07192

ここでサムターンのノブを咥えるのね。dsc07193

ちょっと出っ張り少ないなぁ・・・。dsc07194

ダメ元でドアに仮置きしてみます。img_2205

残念。サムターンまで届きません。 出っ張りが1cm以上足りない感じ。img_2212

やはり簡単には付いてくれませんでした・・・。(T_T)

3DプリンタでNinjaLockの専用アタッチメントを作る

NT06&NG42アタッチメントをベースに、サムターン周辺の寸法を反映させた専用アタッチメントをデザインします。

DesignSpark Mechanical 2.0だとSTLデータの編集に難があったので、今回はFusion360を使ってみました。

で、出来上がったのがコチラ。dsc07594

使用CAD:Fusion360
使用3Dプリンタ:BS01+改
使用フィラメント:Verbatim ABS グレー(シルバー)
積層ピッチ:0.1mmだったような?

よしよし。ライナフさんのより綺麗に出来てるんじゃない。

基台アタッチメントは、ドアノブのアーチ部分を避ける為に、微妙に食い込みを入れてみました。dsc07595 dsc07596 dsc07597

Verbatim ABSのグレーは凄く綺麗に仕上がるので、とても好きなフィラメントだったり。

NinjaLockを付けてみた

3Dプリンタで専用のアタッチメントが出来ましたので、早速取り付けてみます。img_2280

さて、サムターンのノブを上手く回せるか?img_2282

回せました。 さすがオレ♪(何回か作り直したのは内緒)img_2283

という事で、無事に取り付け完了です。

ホント、3Dプリンタって便利ですよねぇ・・・♪

NinjaLockを使って良かった点

事務所用途で1年使ってみた感想です。

鍵の管理が楽になった

一時的な利用でも、物理鍵を預けずにNinjaLockで出入りに難が無い状況を作れました。

使用履歴が残るので、入退室の記録にもなります。

遠隔で操作が出来る

予定外の来客でも中で待ってもらうことが出来る様になりました。

ただ、スリープしているNinjaLockを起こす為に、来客者にノックしてもらう必要が有ります。

NinjaLockの改善して欲しいところ

やっぱり使っていると色々気になるところが出て来ます。

今後の進化を期待したいところですね。

ACアダプタのオプションが欲しい

やっぱり、電池持ちが悪いです。

パナソニックのアルカリ電池エボルタを使っていますが、一日10回以下の開け閉めで3ヶ月程度しか持ちません。

大きい道路が近いので、地面の振動などで頻繁にスリープ解除しているのかも知れませんが、もうちょっと持って欲しいところ。

AkerunProの様にACアダプターオプションがあると良いのですが・・・。

まぁ、ACアダプタ駆動させる様に自前で改造する方が早いかな?

電池交換をもう少し簡単に

電池交換時に蓋を開けるのですが、その際にサムターンアタッチメントの取り付け向きの指定があり、分かってる人じゃないと電池交換し難い構造です。

実際、よく分からずに交換されて、サムターンアタッチメントが壊れたケースがありましたので、次モデルでは電池だけにアクセス出来る様になって欲しいところです。(ACアダプタ対応の方が嬉しいですがw)

利用履歴に電池残量を残して欲しい

電池持ちを気にしてか常にスリープしている仕様なので、遠隔で今の電池の状況を知ることが出来ません

管理者が数週間居ない時にも、中の人が出入りして電池が減ってたりするんですが、タイムリーに電池交換指示が出来ないと「ある日突然動かなくなってる」なんてことにもなりかねません。

Webから参照出来る利用履歴に毎回の電池残量を残して貰えると、電池の減り傾向を知ることが出来るので、有り難いのですが・・・。

利用履歴に現在の鍵の状態を残して欲しい

スマホかWebで操作した記録しか利用履歴に残らないので、直接手で鍵を操作する人が居ると、遠隔では今の鍵の状況が分からなくなります。

直接手で操作した場合でもスリープから解除はされてる筈なので、利用履歴に残せそうなものですが、残念ながら残っていません。

オートロックを使えば、常にロック側になっているから問題ないという考え方は理解するのですが、残念ながらオートロック機能を理解できない人には締め出しの危険があるので、ウチでは使っていないのです。

まだまだ過渡期だけど面白い分野

色々書きましたが、概ね目的は満たせている感じですので、良い買い物だったと思っております。

Bluetooth4.0 Low Energyが必須だったりと、現時点ではまだスマートフォンの対応要件が厳しい感じに見えますが、これは時間が解決するでしょう。

とは言え、まだまだ過渡期なのは事実です。

自宅用途にはまだ早いかなぁ。 ぶっちゃけ物理鍵の方が全然早いし。(笑)

ちょっとした補足ですが、この手のスマートロックのオートオープン機能は結構癖がありますので、この機能をメインに買うのは避けた方が良いでしょう。

大抵は「GPSで玄関近くに居ること」と「Bluetoothの通信が成立すること」「スマホと家のWiFi通信が成立すること」を応用した機能になっていますが、玄関の中に居るのか外に居るのかを正確に把握してくれないので、玄関近くに行くだけで勝手に開いたりと、大抵は意図しない動きをしてくれます。(苦笑)

オートロック機能も大抵はタイマー機能で自動で締まるだけなので、ドアが開いていようが鍵が閉まってしまいます。(つまり、ドアを閉める時にもう一度鍵を開けてからドアを閉める必要が有ります) ※Akerunはオプションのドアセンサーを付けることで、ドアが閉まっている時に働く様に出来る様です。

Qrio Smart Lock

NinjaLock

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