スタンドアローンHMDの「Oculus Go」は気軽に持ち運んで使えるのが売りですが、アチコチ持ち歩くにはレンズの汚れがどうしても気になってしまいます。
また、接顔センサーにベルトが近づいた際に誤反応してスリープ解除され、知らない内に電池消耗してる・・・なんて困った症状もありますヨネ。
という事で、創作オプション第二弾として、問題を両方解決して更にコントローラーホルダーも兼ねちゃった欲張り商品を作ってみましたヨ! 名付けて「ペラいカバー」!( ´∀`)bグッ!
【2018/09/09】
スカスカ症状に遭われた方、申し訳ございませんでした。m(__)m
「接顔センサーアダプタ部品」を改良し、改修版として出品再開しました!!
旧版も「接顔センサーアダプタ部品」のみの差し替えで改修版と同等になりますので、よろしくお願いします。
【緊急告知:2018/08/18】
接顔センサーのクリップがスカスカな品が届いているというご報告を受け、一旦マケプレでの出品を停止しました。
3Dプリントのバラつきによってか(或いはOculus Go自体のバラつきも)、クリップ力が期待通りになっていないモノと思われます。
ご期待に沿えず、大変申し訳ありません。m(__)m
現在、接顔アダプタ部品の改修を検討中です。
<ご参考>「Oculus Go」を買って浮かれてる記事はコチラ↓
<ご参考>「Oculus Go」創作オプション第一弾「ちょんまげ君」の記事はコチラ↓
「Oculus Go」の悩みどころを解決したい!
「Oculus Go」は気軽に遊べて使ってて楽しいアイテムなんですが、使ってて気になる所もチラチラあります。
その1 収納時にベルトが当たってレンズが汚れる!?
「Oculus Go」はベルトで手軽に装着出来る反面、そのベルトが収納時に結構邪魔になります。
大抵は内部に折り畳む様に収納すると思うのですが、その際にどうしてもレンズにベルトのゴミ・埃が付着してしまうんですよねぇ・・・レンズカバー欲しいよねぇ。
その2 接顔センサーの誤反応で勝手に電池減ってる!?
接顔センサーの誤反応でスリープ解除される現象は「Oculus Go」の有名な持病ですが、コレが結構厄介で、知らない所で勝手にスリープ解除されて電池がいつの間にか減ってるという・・・この現象、「Oculus Go」ユーザーの大多数が経験してるのではないでしょうか?
折角満充電しといたのに、いざ使おうとすると電池減ってる!?・・・困りますよねぇ。
その3 収納時にコントローラーが嵩張る!?
「Oculus Go」のコントローラーはかなりコンパクトですが、レンズへの傷付きを気にして別収納しようとすると、やっぱり邪魔です。
仕方なく、こんな感じにHMD内部の空間に収めてる方が大多数だと思いますが、内部に収めたモノが当たってレンズが傷付いてしまうのを気にしてしまいます・・・。
写真の例だと、モバイルバッテリーも一緒に入ってるので、更にレンズに傷が付く可能性が増えてますね・・・(^_^;)
・・・コントローラーもレンズに当たらない様に収納したいですよねぇ。
という事で、これら諸問題を一挙解決すべく生まれたのが・・・「ペラいカバー」!!
コレがあれば「Oculus Go」を安心して持ち運べますよん♪
「ペラいカバー」の特徴
上記3つの困りごと全て解決しました!
「ペラいカバー」を装着すれば、レンズにベルトが当たることは無くなりますし、接顔センサーの誤反応も起こりませんし、コントローラーもスッキリ収納出来ます!( ´∀`)bグッ!
「Oculus Go」の接顔センサーへクリップする構造です
額の箇所にある「接眼センサー」を咥え込んでカバーを固定する構造になってます。
既に「Oculus Go」のレンズカバーの3Dデータは色々公開されてるので、試した方も多いと思いますが、この「接顔センサー」へのクリップする構造は世界初かも?(大げさw)
「接顔センサー」にクリップするので、センサーの誤反応は当然抑制されますし、この様に逆さまにしてもカバーが脱落しません!( ̄ー ̄)ニヤリ
これでコントローラーもスッキリ収納できますよ~♪
付け外しは片手でOK!
「接顔センサー」の位置を軽く指で押せば、クリップされます。(強く押す必要はありません)
ほら、上に引っ張っても、ちゃんとホールドされてるのでカバーは浮きません♪
外す時は、この様に、手前(写真の親指側)から上に持ち上げる様にすれば、カポっと外れます。
超軽量!(約16g)
完成状態で約16gです。(3Dプリント品なので多少のばらつきは有り得ます)
注意事項 その1 「Oculus Go」のみが対象です
注意事項 その2 「カバー部品」と「接顔センサーアダプタ部品」の2商品で1セットの構成です
「ペラいカバー」としてお使い頂くには、「カバー部品」と「接顔センサーアダプタ部品」の2商品をお買い求め頂く必要あります。
「接顔センサー」を咥える構造部分に強度と精度が必要な為、「接顔センサーアダプタ部品」のみ、材料費が若干高いMJF素材(PA12GB)にする必要がありました。
また、DMM.makeの仕組み上、素材が違うと商品として別扱いになるという事情も絡み、2商品で1セットとなってしまいました。
・・・なんとか最安のナイロン素材で統一したかったのですが、強度維持の為の苦渋の選択ですので、ご理解頂きたくお願いします。m(__)m
注意事項 その3 「接顔センサーアダプタ部品」は消耗品です
「接顔センサー」をクリップする部品は何度も付け外ししてると緩くなる可能性があります。
ある程度のバネ性を持たせて耐久性を確保したつもりですが、3Dプリント品である性質上、使用回数を保証出来る訳ではありませんので、予めご了承下さい。
注意事項 その4 M3×8mmのネジをご用意ください
接顔センサーアダプタを別素材にした関係上、組立に際しネジ止めが必要になることが有ります。
ホームセンターで売ってる様な普通のナベネジでOKです。(M3のネジ長8mmを選んでください)
その他の注意事項
納期・価格
価格は、次のセクションのリンク先のDMM.makeの商品ページをご参照下さい。
納期は、DMM.make次第です。
過去にテストプリント依頼した際には、発注から1週間程で納品されました。(混み具合で変動しますので、目安程度に捉えて下さい)
また、急ぐ方向けに、追加料品が必要なエクスプレスオプションもありますが、追加料金が結構お高いので、あまりお勧めしません。(それほど納期も短縮されないですし・・・)
DMM.makeクリエイターズマーケット出品リンク
Oculus Goのレンズ保護パーツ「ペラいカバー」(1/2)(カバー部)
Oculus Goのレンズ保護パーツ「ペラいカバー」(2/2)(接顔センサーアダプタ部)改修版
「カバー部」は変更ありません。
(補足)改修版の変更内容について
旧版販売開始後、接顔センサーのクリップがスカスカな品が一部の方に届いているというご報告を受け、8/18に旧版のマケプレ出品を一旦停止しました。
スカスカ症状に遭われた方、申し訳ございませんでした。m(__)m
【緊急告知】
一部、接顔センサーのクリップがスカスカな品が届いているというご報告を受け、一旦マケプレでの出品を停止しました!ご期待に沿えず、大変申し訳ありません。m(__)m
現在、接顔アダプタ部品の改修を検討中です!!
— norifumi (@norifumi5001) August 18, 2018
その後、スカスカ品が届いた方とのやり取りをさせて頂いた結果、どうもOculus Goのクッション(接顔パーツ)の厚さによって、ペラいカバーのロック部分が引っ掛からない状況が発生していることが分かりました。
他にも、3Dプリントの造形品質のバラつきによって、同様にロックが引っ掛からない症状が出ていることも判明しました。
旧版「ペラいカバー」出品時には、クッション2種(同梱版と平たい顔族版)、メガネスペーサー有り/無し、更にクッション無しの裸族運用の方を想定して、全ての組み合わせを私の手持ち個体でテストしておりましたが、私の想定以上のバラつき個体が存在するという事が今回判明しました。
よって、今回の改修版では、旧版から以下の対策を施してあります。
改修版の対策内容その1: クッションの厚さバラつき対策
旧版よりテーパー角度を大きくして、クッションに当たる可能性がある部分を大きく逃がしました。
更に、クッションを押し込んでロック出来る構造を追加で織り込みました。
改修版の対策内容その2: 造形バラつき対策
まずは、ある程度造形がバラついてもロックが出来る様に、接顔センサーを咥える部分を片爪から2つ爪に変更しました。
そのままだとロックが強すぎて「ペラいカバー」付け外しを繰り返すと破損リスクが増えてしまいますので、微調整し力加減の微妙な塩梅を探してみましたが、3Dプリントの造形荒れによってはロックが弱い個体が発生する可能性があり得ます。
よって、今回は「接顔センサーアダプタ部」を2個入りとすることにしました。
60円程お値段上がってしまうので、申し訳ない限りなのですが、やむを得ない処置としてご理解頂きたく、宜しくお願いします。m(__)m
2個とも問題ない様であれば、余った一つは消耗時の交換品としてお使いください。
以上が対策内容です!
嬉しい誤算として、この改修の結果、装着時のロック感を得ることが出来ました。
以前より成長した「ペラいカバー」改修版を是非よろしくお願いします。
「Oculus Go」の純正品ではない非公式同人商品として、リスクのある事はご納得頂いた上で発注願います。m(__)m
既販売品(旧版)をお使いの方へ
旧版をお使いな方も、「接顔センサーアダプタ部品」のみを「改修版」に差し替えて頂く事で、同等品へアップグレード可能です。
ただ、この改修は不具合対策がメインで、旧版と改修版で使用感そのものに大きな違いがある訳ではない(敢えて言うなら、若干のクリック感が得られるだけ)ので、旧版で問題無く使用出来ている方は、無理に交換される必要は無いかと思います。
組み立て方法
まずはDMM.makeの納品物を確認しましょう。
納品物の確認
更に、コントローラーホルダーを固定する為の「クリップ」が2個。
※装着時に破損させる可能性を考慮して、同一の部品が2個入っています。(1個は予備です)
「接顔センサーアダプタ部品」(改修版)は、グレーのMJF素材(PA12GB)の部品が2つです。
運よく2個とも良品の場合は、消耗品交換の予備としてお使い頂ければ幸いです。
・・・若干値段が上がってしまいましたが、(またしても)苦渋の選択ですので、ご理解頂きたくお願いします。m(__)m
以上のパーツの欠品が無いことを確認したら、全パーツを水洗い・エアー等で洗浄して下さい。
DMM.makeさんでも洗浄されてるとは思いますが、全てのゴミが取れているかは分かりませんので、念の為にご自身でも洗浄頂いた方が良いと思います。
洗浄が完了したら、早速組み立てです!
「コントローラーホルダー」の組み立て
まずは、コントローラーホルダーを組み立てましょう。
と、その前に「クリップ」の表・裏を確認します。(2個のどちらでも良いです)
写真だと分かり難いでCAD画面のイメージになりますが、このオレンジの部分が凸ってる方が「裏」面です。
このオレンジの出っ張りを「カバー本体」の穴に引っかけることで「クリップ」を固定していますので、表裏の向きが重要になります。
ちなみに、反対の「表」面は、こんな感じで一か所凹みが有ります。
「クリップ」の表裏の確認が済んだら、「カバー本体」と「コントローラーホルダー」を用意します。
「カバー本体」の中央の穴に「コントローラーホルダー」をこの向きに差し込みます。(「カバー本体」の表裏に注意しましょう)
その状態で、裏返して裏の爪掛かりを確認します。(こんな感じの位置になる様に微調整して下さい)
微調整出来たら、この様に指で押さえたまま裏返します。(裏返しても指は離さないで!)
ここで、ようやく「クリップ」の出番です。
「クリップ」の3箇所が凸ってる側(裏面)を下にして、写真の様に「カバー本体」と「コントローラーホルダー」の隙間に横から差し込みます。
「クリップ」の表裏向きを間違えてないことを確認しつつ、そのままグイっと押し込みます。
ここまで入ればOKです。(恐らく凸箇所が穴に嵌る感触がある筈)
横から見ると、こんな感じで「クリップ」と「カバー本体」に殆ど隙間・浮きが無い筈です。
もし「クリップ」が「カバー本体」から浮いている場合は、挿し込みの表裏向きを間違えている可能性があるので、確認し直してください。
「接顔センサーアダプタ部品」の装着
続いて、「接顔センサーアダプタ部品」を「カバー本体」へ装着します。
「接顔センサーアダプタ部品」とコントローラーホルダーを付けた「カバー部」を用意します。
「接顔センサーアダプタ部品」を「カバー部」に挿し込みます。(部品の向きに注意しましょう!)
ここで、グレーの「接顔センサーアダプタ部品」がグラつく様であれば、ネジ止めで補強をしましょう。(3Dプリント精度のバラつき次第なので、ここで多少グラつくのは仕方ないのです・・・)
M3×8mm(ネジ長8mm)のネジを1本用意して下さい。(ホームセンターで売ってると思います) タッピングでなく普通のナベネジでOK。 ネジを締める場所は写真の穴です。
「接顔センサーアダプタ部品」をネジ止めするコツは、まず、この様に指で抓んだ状態で・・・
ネジ締めは、写真の様にナベネジの頭がカバー側に当たった状態=ドライバーが重くなる瞬間で止めます。
(補足)破損等で「接顔センサーアダプタ部品」を外す場合
「接顔センサーアダプタ部品」は消耗品として、交換出来る構造になっています。
ネジ止めした箇所を外して、「接顔センサーアダプタ部品」をスライドさせれば簡単に外せる筈ですが、もし固着して取れなくなった場合は、下記写真の矢印の穴から丸棒等で押し込んで外してください。
「ペラいカバー」を使ってみよう!
「Oculus Go」への装着方法
商品特徴でも一通り説明した様な気もしますが、改めて。。(^_^;)
まずは「ペラいカバー」の「接顔センサーアダプタ」部分と「Oculus Go」の接顔センサーを向かい合わせにして、位置合わせします。
乱暴に扱わずに、そぉーっと近付けましょう。 (優しくしてねん♪)
おおよそ位置合わせ出来たら、反対側から「接顔センサー」の辺りをグイっと押し込みます。
押し込むのは写真中指の辺り・・・と言うかネジのある場所ですね。
改修版では、指で押し込む際に「カチ」と若干のクリック感が得られる様になりました!
付いたか不安な場合は、写真の様に指で摘まんで軽く持ち上げてみましょう。
しっかり咥えてる感触がある筈です!
慣れるまでは若干気を付けて取り扱って下さいネ。m(__)m
そうそう、装着時に「接顔センサー」に近づける際に、「Oculus Go」がピコっとスリープ解除されてる筈ですので、「ペラいカバー」装着後に改めて「Oculus Go」の電源ボタンを押してもう一度スリープさせましょう。(忘れてもタイムアウトで再度スリープするとは思いますが。。)
落ちませんね。 素晴らしい!!
ですので、この状態でOculus Goをテーブルにダンッ!と強く置くと、流石に外れます。(^_^;)
そお~っと優しく扱って下さい。(Oculus Goは光学機器ですから優しくねw)
ちなみに改修版でも同様です。
「Oculus Go」からの外し方
まずはコントローラーを外しましょう。
後は、手前(写真の親指側)から上に持ち上げる様にすれば、カポっと外れます。
まとめ
これで、収納ケースに雑に突っ込んでもレンズの傷付きを心配しないで済みそうです。
(写真のケースは無印良品の「メイクボックス小」です)
さて、次は何を作ろう!?
・・・・と言いたいところなのでですが、今回の「ペラいカバー」で試作品作り過ぎて、試作費掛かり過ぎィな状態ですので、お小遣い貯まるまで若干停滞しそう(^_^;)
試作品の死屍累々とOculus Goに付けた完成Verを並べてみた・・・(´;ω;`)ウッ… pic.twitter.com/G1xLIJVuhw
— norifumi (@norifumi5001) July 25, 2018
GPD WINの背面コネクタカバーの時もMAMORIOホルダーの時もそうでしたが、ギミックものは毎回苦労します。 いや、ホント大変なのです・・・(ノД`)・゜・。
試作費回収は諦めてますが、次の試作費用捻出の為にもいっぱい売れると良いなぁとか思ってます。(^_^;)
という事で、宜しくお願い致します。m(__)m
おまけ
「ペラいカバー」の初期版については、3Dデータを公開します! しちゃいます!!
このDMM.makeマケプレ版と違って、データ公開Verは家庭用3Dプリンタで造形しやすい様にかなり形状ディフォルメしたモノになりますが・・・使えなくはない筈(^_^;)
今、公開ページ準備中なので、もうちょっと待ってね。w
公開しました!! コチラ↓を参照ください!
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