RaspberryPi3でFABOOLソフトウェアを動かしてみた

FABOOL Laser MiniにはLinux・RaspberryPi用のソフトウェアが公開されていますので、先日セットアップしたRaspberryPi3上で使える様にしてみました。

前回記事(RaspberryPi3のセットアップをした話)はコチラ↓

RaspberryPi3をモニター・キーボードレスセットアップしてみた
さて、ケースも無事出来ましたので、RaspberryPi3のセットアップを行おうと思います。 いつもは、RaspberryPi用にHDMIモニタとUSBドングル付きのコードレスキーボード&マウスを用意するのですが、今回は敢えてモニタもキーボードもマウスも用意せず、何も無しのイキナリPCからの遠隔だけでセットアップしてみようと思います。(単に物ぐさなだけw)

前々回記事(なんでRaspberryPi3にしたかと専用ケースを作った話)はコチラ↓

RaspberryPi3用のケースを作成してみた(STLデータ公開有り)
FABOOL Laser Miniの制御をWindowsPCからRaspberryPiへ移行すべく、RaspberryPi3を追加発注したところ、RaspberryPi3ではmicroSDスロットの仕様が変更されていることに気付きました。 という事で、今回はRaspberryPi3のケースを作った話です。

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事前準備

まずは、前回のRaspberryPi3のセットアップまでは実行して下さい。

※最後の「お好みに合わせて」の部分は、「リモートデスクトップ接続」は行っている前提とします。

RaspberryPi3でFABOOLソフトウェアを使える様にするには、下記の追加作業が必要になります。

Sambaのセットアップ

RaspberryPiへはPCからリモートデスクトップ接続するんですが、カットするファイルはPC上で作りますので、PCからRaspberryPiへファイルを渡す仕組み(ファイル共有サービス)が必要です。

という事で、Sambaを使って、RaspberryPiをファイルサーバーとして使える様にします。

Sambaのセットアップについては、下記のサイトを参考にさせて頂きました。(有難う御座います)

Sambaで公開するフォルダを用意する

リモートデスクトップ接続のファイルマネージャで、「pi」フォルダの配下に「Lasercut_Data」というフォルダを用意しました。

既に用意されている「Public」フォルダを使う方法もあると思います。その場合は下記のファイルパスを読み替えて実施して下さい。

pi配下へ移動し、右クリック。「新規作成」から「フォルダ」を選択。

samba_01

フォルダ名の入力を求められるので「Lasercut_Data」と入力。

samba_02

「Lasercut_Data」フォルダが出来ました。

samba_03

Sambaのインストール

次に、下記コマンドを実行し、Sambaをインストールします。

$ sudo apt-get -y install samba

設定ファイル編集の準備

続いて、エディタでSambaの設定ファイルを編集します。

$ sudo vi /etc/samba/smb.conf

っとその前に、viエディタ上で行番号を表示させましょう。

先のコマンドを実行すると下記画面になる筈です。

samba_1

そのまま、コマンドモードで、下記コマンドを入力してください。

:set nu

この様に行番号が表示される様になります。

samba_2

日本語対応設定を追記

カーソルキーで下に移動し、24行目付近の[global]の下の25行目・26行目に下記を追記して下さい。

unix charset = UTF-8
dos charset = CP932

こんな感じですね。

samba_3

アクセス制限設定を追記

先の行に続いて、ルーター配下のネットワークからしか接続を許可しない設定を追加します。(下記赤字部分)

unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
hosts allow = 192.168.0.

※IPマスクはご自宅のネットワークに応じて修正して下さい。

共有フォルダの設定を追記

最終行以降に下記を追記して下さい。

[LasercutData]
path = /home/pi/Lasercut_Data
public = yes
writable = yes
guest ok = yes
create mode 0777

追記後、エディタの「:wq」コマンドでviエディタをセーブ終了して下さい。

共有フォルダのアクセス権を設定する

公開するフォルダを新規作成した場合、書込み出来る様にアクセス権を設定する必要が有ります。

まずは、公開フォルダの権限を確認します。

$ ls -l /home/pi/

今回、公開するフォルダの「Lesercut_Data」の権限は下記赤線部分です。

samba_4

下記コマンドで、公開するフォルダの権限を修正します。

$ sudo chown nobody:nogroup /home/pi/Lasercut_Data

もう一度権限を確認すると、下記の様に修正されている筈です。

samba_5

Sambaを起動させる

下記コマンドでSambaを起動させます。

$ sudo service samba-ad-dc start

既に起動している場合は、上記設定書き換えを反映させる為再起動させます。

$ sudo service samba-ad-dc restart

これで、RaspberryPiをネットワークドライブとして使える様になりました。

RaspberryPiネットワークドライブへWindowsPCから接続

同一ネットワーク上のWindows PCより接続してみます。

エクスプローラーのネットワークドライブ接続をクリック。(画面はWindows10の例)

samba_6

「ネットワークドライブの割り当て」ダイアログが出ます。

samba_7

ドライブレターはお好みに合わせて。 フォルダーの項にRaspberryPiのIPアドレスを入力し、右の「参照」ボタンをクリックします。(IP入力時は頭に「\\」を付けましょう)

samba_8

「フォルダの参照」ダイアログが出るので、目的の共有フォルダ階層まで降り、OKをクリックします。

samba_9

続いて、「ネットワークドライブの割り当て」ダイアログで「完了」をクリックすると、目的のディレクトリが表示される筈です。

samba_10

以上でSambaの設定は完了です。

Chroniumブラウザをインストールする

残念ながら、2016/9/27時点ではFABOOLソフトウェアはChromeじゃないと動作しない様です。

RASBIAN JESSIEの標準ブラウザで進めて見たら、こんな画面が出て来ました。

chromium_0

えらい回り道してもうた・・・(T_T)

ところが、どうもLinuxの世界ではChromeという名称のブラウザは存在してない様で・・・。

よって、Chrome相当のモノとして、オープンソースのブラウザChromiumを使う事にします。(正直この辺の違いはよく分かってない)

では、インストールを進めましょう。

下記コマンドを順番に実行します。

$ wget -qO - http://bintray.com/user/downloadSubjectPublicKey?username=bintray | sudo apt-key add -
$ echo "deb http://dl.bintray.com/kusti8/chromium-rpi jessie main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list
$ sudo apt-get update -y
$ sudo apt-get install chromium-browser -y

youtubeは要らない気がするので除外しましたが、もしyoutubeも観れる様にしたい場合は、最後コマンドを下記へ差し替えて実行して下さい。

$ sudo apt-get install chromium-browser rpi-youtube -y

これで、RaspberryPiのデスクトップ上でChromiumブラウザが使える様になりました。

リモートデスクトップ接続で覗いてみると、インターネットのツール一覧にちゃんと居ますね。

chromium_%ef%bc%91

FABOOLソフトをインストールする

基本的には、smartDIYsさんのマニュアル通りに進めることになります。

RaspberryPiのデスクトップ上のブラウザでマニュアルにあるリンクを踏むと、Zipファイルがダウンロードされます。(下記画面の赤字部分)

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_1

RASBIAN JESSIEの標準ブラウザでリンクを踏んだ画面。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_2

添付画面はミスって2回目ダウンロードしたので、(1)付けになってますが、正常にダウンロード出来ていれば、こんな感じに下の方に出てくるはずです。

デスクトップ上から、ファイルマネージャーを開きます。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_3

「Downloads」フォルダ内にFaboolLinux_v102.zipというファイルが有りますので、展開(Zip解凍)します。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_4

(1)付けのファイルが在るのは、先程の事情ですので無視して下さい。(申し訳ない)

展開後、下記赤丸の「FaboolLinux_v102」フォルダが作成される筈です。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_5

「FaboolLinux_v102」フォルダに降りてみます。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_6

この「run.sh」をダブルクリックして、次のダイアログで、「実行」をクリックしてください。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_7

これで、FABOOLドライバが起動した筈です。

動かしてみる

FABOOL Laser MiniからのUSBケーブルをRaspberryへ接続します。

dsc03707

無線LAN接続ですので、FABOOL接続USBケーブルと電源用のmicroUSBケーブルのみが繋がった状態です。(スッキリしてて気持ちイイ!!)

続いて、RaspberryPiのデスクトップ上でChromiumブラウザから、FABOOLソフトウェアを立ち上げましょう。

リンクはブックマークしておいても良さそうですね。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_8

いつもの様にログインします。

うまく行っていれば、接続となっている筈です。

fabool%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2_9

ふう~。

ようやくRaspberryPiでFABOOLをコントロール出来る様になりました。

長かった・・・。

RaspberryPi2

RaspberryPi3

microSD 16GB(8GBはディスコンみたいですね)

2.5A対応USB電源

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