うっかり気絶してまた新しいIoT端末をポチってしまいました。
今度のブツは、JavaScriptでネットとリアルを繋ぐIoT端末「Obniz」!
でも、「Obniz」は基板剥き出しなんですよね・・・M5Stackなどのケース入り端末に慣れてしまったせいか、ケース欲しい!!
と言う事で、今回は「Obniz」をオシャレに持ち運べるケースを作ってみたお話です♪
今回も3Dプリント用のデータを公開しちゃいますヨ。 みんなで「Obniz」を盛り上げようぜッ!!
平成時代に呟いたっきり放置状態だったネタを回収しようと思います。
obnizのオリジナルケースを作ってみたよん!
ケースに入れれば何処でも遊べるよねw 隙間時間を有効活用しないと!(ガワから入るスタイル) pic.twitter.com/rNAO7CjA7w
— norifumi (@norifumi5001) March 20, 2019
・・・つか、放置してスミマセン。
でも、あれからケースの完成度Upしたので許してちょーだい♪(反省が足りない)
「Obniz」ってなんぞ??
「現実をソフトウェア化」するデバイス
”Obniz”でググると、Obnizさんの公式サイトのリンクタイトルがカッコイイんですよね。
「現実をソフトウェア化する」・・・名キャッチコピーやがな!!
取り扱い店舗が多く、気軽に手に入るのはとても良いですね~♪
どこで買ってもお値段変わらないの、悩まなくて済むので有り難いですね♪
ネット接続が前提になってるクラウド型の端末!
この手の小型マイコンデバイスだとネット接続はあくまで選択肢の一つで、大抵はネット接続し無くてもOKなんですが、「Obniz」は敢えてネット接続が前提になってます。
ネット接続が前提って、逆に面倒じゃね?って思ったアナタ!
分かります。
最初は私もそう思いました。
「Obniz」は、Arduinoの様な「プログラム書込み型のデバイス」じゃないんですよね。
でも、逆に「プログラムを書き込む行為が要らないデバイス」と考えるとどうでしょう?
Arduinoの専用ツールを使ったプログラムのコンパイルや書込み作業って、初心者には謎の儀式にしか見えず、ぶっちゃけ面倒以外の何物でもないですよね。
「Obniz」ではその手の儀式は一切ありません。何しろプログラムは「Obniz」本体ではなく、クラウドにあるのですから。
それに開発言語にはJavaScriptが使えるので、その辺詳しいWeb界隈の方なら買ったその日にサクッと動かせると思いますよ。
私は「非Web界隈な人」なので、JavaScriptから勉強中ですが・・・(^_^;)
公式のコチラ↓の解説も併せてご覧ください。
JavaScriptだけでなく、PythonやRubyも使えるんですね~。
液晶が付いてる!
プログラムを書き込む行為が要らないのは使いやすいとして、そのまま何の反応も無いデバイスでは面白く無いですよね。
でも、大丈夫! 「Obniz」には128×64ドットの表示パネルが付いてきます!
電子回路を色々繋がなくても、ネット経由で何か表示することが即出来ちゃう訳です。
12ピンのI/Oポートへ自由に機能を割り当てれる!
「Obniz」では、12ピン用意されたI/Oポートに自由に機能を割り当てて使えるというのも、大きなポイント。 ハードウェアまでソフトウェアの様な使い方が出来ます。
5V・3.3V系のどちらにも対応してるので、巷で売ってるセンサー基板なんかは大抵接続可能ですね。
更に、I/Oピンと言うのでセンサーとかを繋げるだけかと思いきや、そのまま5V・1Aが流せるモータードライバとしても使えるというのも凄いところ。
詳しくはObniz公式のハードウェア仕様を参照下さい。
おまけにジョグダイヤルも付いてるよ!
でも、ケースに入って無くて基板剥き出し!?
あれやこれやとマイコン初心者向けに敷居下げてる工夫が満載なのに、なんでケース無しの裸なの??って思わずツッコミ入れてしまう。(苦笑)
大きさの比較として「Pi Zero W」「Obniz」「M5Stack」を並べてみましたが、やっぱりケースの有る「M5Stack」の纏まり感が際立ちます。
折角、手軽に開発出来るデバイスなのに、裸の基板のままでは持ち歩けないじゃないかッ!!(持ち歩く必要があるかは・・・気にしないでおこう)
「Obniz」にもケース欲しいゾ!!
「Obniz」のオリジナルケースを作ってみた!
「汝にケースを用意する機会をやろう!」
と、Obnizさんが言ってる様な気がした(勘違い)ので、ケースを作ってみました。
いつもの様に、DesignSpark Mechanical 4.0でデザインするよ~♪
出来上がったケースを現実世界への召喚器(3Dプリンタ)を使って、召喚~♪
「Obniz」オリジナルケースの特徴
フリスクサイズとまでは行きませんが、かなり小さめ!
縦・横・厚さはこんな感じです。(写真はホワイトのフィラメントで作ったVer)
ね。小さいでしょ♪
「紐通し穴有り」タイプと「穴無しスッキリ」の2タイプ!
裏蓋が2タイプありますので、お好きな方を選んでプリントしてね♪
かなり薄くデザインしてるので、クリア素材でプリントすると中が透けて見えて、ちょっとオシャレな感じになるよ♪
12ピンのI/Oポートはケースに入れたままアクセス可能!
勿論、microUSBとジョグダイヤルにもアクセス可能!
こっちも当然ですね。(笑)
ケースに入れた状態のまま、microUSBケーブルの接続、ジョグ操作が可能です。
ちなみに、ジョグダイヤルの部分は、ケースに若干窪みを設けて指掛かりが良くなる様にデザインしてますので、こんな感じで抓んで楽々操作出来るのもポイント♪(ジョグダイヤルは赤矢印の箇所です)
「Obniz」オリジナルケースの組立て方
まずはプリントされた部品を良く確認して、バリや糸引きなどがあれば削るなどの後処理をしましょう。
後処理では、私はこれらの道具をよく使ってます。
・デザインナイフ(細やかな削りをする時はこれがあると断然楽です)
・ニッパー(歯先が小さめのプラモデル用です)
液晶フレキケーブルの出っ張ってる部分が、ケースの窪みに来る様に、斜めに挿し込みます。
ケースの窪みに液晶のフレキケーブルが上手く収まる筈です。(赤丸部分に注目!)
そのまま、I/Oコネクタがある方をケースに収めます。ややキツいので、押し込む感じになると思います。
ちゃんと押し込めてれば、横から見るとこれくらいの位置で「Obniz」基板が収まってる筈です。(参考まで)
表側も見て、液晶とケースの間に変な出っ張りや隙間が無いことを確認しましょう。
続いて、裏蓋を被せます。(裏蓋は「穴付き」か「穴無し」のお好きな方で♪)
まず、裏蓋のこの部分(写真↓の赤丸)の出っ張りに注目して下さい。
既にお気付きだと思いますが、「Obniz」は基板止めのネジが片方にしかありません。
ケースを大きめにデザインすればネジ4本止めも可能ですが、本ケースでは出来るだけ最小サイズを狙いたかったので、ネジ2本止めのままにしています。
よって、本ケースでは、この出っ張り部分を表側ケースの先程の窪み(液晶フレキが収まった場所)に引っかけることで、隙間が出来にくい工夫をしています。
なので、裏蓋はこの様に斜めから出っ張りを差し込む様な感じで、組み立てます。
最後まで差し込めれば、ネジの部分を押さえると裏蓋がパチンと嵌る筈です。
これで、「Obniz」を持ち出しても安心ですね♪
待ち時間で遊んでる♪
ケース入れたから何処にでも持ち出せるの良いね!#obniz pic.twitter.com/ItGTXce0VZ— norifumi (@norifumi5001) March 22, 2019
「Obniz」ケースのダウンロードリンク
今回の「Obniz」オリジナルケースの3Dデータ(STLファイル)はコチラ↓に置きました。
3Dプリント時の注意点と併せてご参照ください。
まとめ
・「Obniz」は基板剥き出しだからケースを付けて欲しい!(笑)
・ネット経由で複数台連携出来ちゃうので「ママが来たセンサ作りたい」!
さっきのに焦電型人感センサーを追加してみた!
簡単にネット越し遠隔検知が出来るのね!
色んな事出来そうで夢膨らむな♪そうそう、何気にそのままで日本語表示できちゃうのもポイントかも?#obniz pic.twitter.com/bP2fGZJcaE
— norifumi (@norifumi5001) March 24, 2019
「Obniz」はかなり面白いデバイスなので、このブログでも何か実例をご紹介したいところ。
ネタが出来たら、またご紹介したいと思いますので、お楽しみに♪
以下、本記事で紹介した商品のリンク
Obniz
PETGフィラメント(今回のケースはコレで作りました!)
デザインナイフ(細やかな削りをする時はこれがあると断然楽です)
ニッパー(歯先が小さめのプラモデル用です)
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