公開済みのA4サイズ版とは別に、標準フレームでの本当の限界サイズ版(299×229mm)の調整用データを用意しました。
貴方のFABOOLは限界まで動きますか??というチャレンジ企画!!
【2016/12/07追記】FABOOL関連の記事が増えてきたので、目的別に整理した記事まとめページを作りました。最初にコチラ↓を参照下さい。
開梱編はコチラ↓
組み立て編はコチラ↓
調整編(前回)はコチラ↓
調整編その2はコチラ↓
調整編その3はコチラ↓
FABOOL Laser miniの本当のカットエリアの謎
公式スペックの加工エリア300×230mmのデータを読ませると領域エラーになるという状態が続いており、ホントの最大加工範囲は一体いくつなんだ!?という謎が解決しておりませんでした。
先日の2016/8/30付けのVer0.3へのバージョンアップにて、加工データ設定機能が改善され、倍率指定によるデータ拡大縮小が可能になりましたので、新設された倍率指定機能を使って、どこまでのデータサイズなら領域エラーにならないかを確認してみました。
ちなみに、8/30付Ver3.0でも300×230mmは領域エラーになるのはそのままでした。残念!
(公式リリースノートより抜粋)
結果は、299×229mm以下だと領域エラー出ませんでした。(1mm分マージン取ってるんですかね?謎です)
ということで、に標準フレームでの本当の限界サイズ版(299×229mm)の調整データを用意して、ウチのFABOOLが限界までちゃんと動くか!?のチャレンジしてみようかと。(笑)
調整用テストデータ
寸法精度を見る為の1mm目盛り格子のデータ。
※枠が2重になってるのは、キリが悪かった為の苦肉の策です。(苦笑) 290×220mmの枠の外に、299×229mmの枠があります。 大外枠の4隅は0.5mmピッチの目盛りになってます。
ダウンロード用ファイルはコチラ↓に置きました。
データを読み込むと、下記の様になってると思いますが、加工範囲のプリセット値が小さい場合は、プリセットし直してください。
結果サンプル
A4コピー紙を超えるサイズの為、手元に丁度良い素材が無く、仕方なくA4コピー紙を2枚並べて試しました。
A4版の調整データでバッチリ問題ない状態だったんですが、最初のトライでは段ズレあり・・・
たった3センチ弱延びただけなのに本当に厳しい。FABOOL道は奥が深いぜ。
試行錯誤の結果、Y軸ツインモータのベルトテンションのバランスを取り直して、何とか段ズレしない状態になれました。
「FABOOL_組み付け精度確認用_目盛り格子_299-229.svg」、コピー用紙2枚並べ、1000mm/min、出力65%
かすれっぽく見えるのは、100%出力で完全カットすると小さい切り屑が大量に出るので、出力抑え目にしている影響です。
おまけ
今回の調整データを試して気付きましたが、Y軸の最大値ではフレームとレーザーユニットが接触するくらいギリギリだと思います。
実は、ウチのFABOOLは3Dプリントの強化パーツに換装しており、Y軸リミットスイッチがオフセットしてる関係で、まだ数ミリ余裕がありました。
でも、純正構成だと接触スレスレなんじゃなかろうかと・・・。
もしかすると、1mm分のマージン?はこの為かも知れません。
強化パーツの現在の姿
以前より、ちょこちょこ写真載せてますが、鋭意作成中です。
モータープレートとプーリープレートは総トッカエです。(苦笑)
上下ズレしないモータープレートを作った際に、Y軸リミットスイッチは数ミリ深めにオフセットさせてます。
これにより、立てて収納する際に、スイッチでX軸を支えるのではなく、左右のモータープレート(3Dプリント部品)で均等に支えることが出来ました。
純正構成だと、スイッチの当たる片方だけしか支えれないので、立てて収納する際にX軸が傾いて歪んでしまう原因になりそうに思たんですよね。 短期間なら問題ないかもしれませんが、長く出来るだけ調整しないで使いたいので、この対策を施した次第。(お陰でY軸最大値でも若干余裕が残る副産物も生まれましたw)
プーリープレートもモータープレート同様に上下ズレしない構成にしました。
プーリーもベルト幅に丁度合う様に作りました。これで、ベルトラインが左右に暴れることは無くなる筈です。
(テンション調整機構は強度が微妙なので、もう少し改良したいポイントですね・・・まだまだだな)
配線の傾き方次第で、微妙に引っ掛かりになってそうなので、ちゃんと上に立つ様にした次第。
まだまだテスト中ですが、上手く行けば公開したいと思います。
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